令和の玲!しもだ玲です。

 

 

今年も梅雨の季節がやってこようとしています。

 

 

例年梅雨の時期は6月ほどですが、沖縄地域では5日ほど早かったりと、環境の変化に伴い従来の季節感が変わりつつあります。

 

 

また、秋口前には豪雨災害にも見舞われるようになっていることから、水災害は急激な都市化を遂げた練馬区でも大きな問題となっています。

 

 

平時から対策を打つように、議会の質疑では機会があるたびに取り上げています。

 

 

昨年の区議会の予算委員会質疑で、豪雨災害などの近年の状況にあわせた計画改定を求めていました。

 

 

練馬区からは、流域対策の目標量を引き上げる事などを盛り込んだ『練馬区総合治水計画』を改定する旨の答弁をいただき、3月に改定作業が完了しています。

 

 

 

 

 

さて、練馬区が行える治水対策は2点と言われています。

 

1  大型開発を含めた民間への協力

2  一戸建てなどの住宅への雨水浸透ますの設置

 

この効果としては、下水道への雨水流入を減少させ、河川の氾濫を防ぐこと。また、雨水はけ口から一通流水の減少に伴う水質改善効果などが期待出来るとされています。

 

 

実は、練馬区では、雨水浸透ます施設をつけるときの自己負担額を個人負担が生じないように、額の設定を行っています。

 

 

 

床下浸水が発生した地域や河川沿いなどにお住まいの方は、是非チェックしてください!

 

 

以下、練馬区議会予算委員会のしもだ玲の質疑です。

 

令和2年3月5日 練馬区議会予算特別委員会 しもだ玲議事録より引用 

 

続きまして、223ページ、4、河川費、4、総合治水対策経費に関連してお伺いします。

 昔のわが区は、石神井川や白子川など、河川が流れるみどりと水が豊かな美しい武蔵野の風景が随所に見られる地域だったようですが、昭和30年代を過ぎ、高度経済成長期の発展の影響で、急速な市街化を経て都市化がされてきました。

 

 その一方で、流域の保水、遊水機能が低下し、都市型水害が発生するという問題が起こっています。

 区では、平成2年に総合治水計画が策定され、流域対策として雨水流出抑制施設の整備、指導に取り組まれてきました。策定の背景は時間がないので個別でお伺いしていきますが、その後、平成23年に改定され、現在この計画に基づいて取り組みを行っているとのことですが、昨年は台風19号、一昨年は集中豪雨と、毎年のように予測不可能な災害が頻発しております。

 当計画策定のころと今とでは、状況が大きく変わってきておりますので、今の環境状況に即した計画の修正や見直しをお願いします。区のご所見をお聞かせください。

 

◎計画課長 昨年10月の台風19号では、多数の河川で堤防が決壊するなど、甚大な被害が発生し、区内においても総雨量が344ミリとなる記録的なものでございました。

 また、流域ごとに豪雨対策計画の改定作業が行われておりまして、区内を流れる石神井川、白子川、神田川につきましても、今年度までに改定がされております。

 区では、これらの状況を踏まえまして、流域対策の目標量を引き上げるなど、来年度練馬区総合治水計画の改定を予定しており、今年度より改定作業に着手します。

 

◆しもだ玲委員 ありがとうございます。

 治水対策として、練馬区ができることは大型開発を含めた民間への協力と、一戸建てなどの住宅への雨水浸透ますの設置とお聞きしております。効果として、下水道への雨水流入を減少させ、河川の氾濫を防ぐこと、雨水はけ口から一通流水の減少に伴う水質改善効果などが期待できます。

 この雨水浸透ます施設をつけるときの自己負担額は個人負担が生じないよう額の設定を区がされていることは存じ上げておりませんでした。昨年の台風で、床下浸水が発生した地域や河川沿いを中心に広く普及されるよう、次期計画策定に反映させるのと併せて、制度の周知をお願いいたします。