令和の玲!しもだ玲です。

 

 

ライフワークのひとつに、障がい者のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上を掲げています。

 

 

そのうちのひとつに取り組んでいた、聴覚障がい者のタブレット端末を活用した遠隔手話通訳について、練馬区の新障害者計画に盛り込まれました。

 

 

すでに品川区では実施している事業のため、練馬区にできないはずはない!と、求めていたので計画に盛り込まれたことに安堵しています。

 

 

以下、質疑の議事録を添付します。

 

 

■令和2年 7月21日 区民生活委員会 議事録より引用

 

◆しもだ玲委員 お願いします。

 まず、資料1の窓口改革の取組について。事業概要のレイアウト変更というところで、別紙の区民事務所のカウンター改修の欄に、障害者や外国人など配慮が必要な方の対応を強化と挙げられています。

 この配慮が必要な方に対する対応の強化で、具体的にその対象者からどのようなヒアリングを行ったのか教えてください。

 

◎区民事務所担当課長 今回、現場と実証を繰り返しながら、窓口のあり方について検証を進めているところでございます。

 例えば外国の方は、日本語が得意な方もいらっしゃれば、不自由な方もいらっしゃるということで、特に国外転入をされる外国の方にある程度焦点を絞った取組が必要と考えているところでございます。

 また、障害のある方は、当然、車椅子対応はハード的なものでやってまいりますけれども、それ以外に届出でお困りになる方といえば、耳がご不自由な方、それから、目がご不自由な方、こういった方に対しての記載補助、それから次の窓口へのご案内を考えているところでございます。

 

◆しもだ玲委員 今お話に挙げられていた視覚障害者の方について、お伺いします。

 窓口で区の職員の方と相互にコミュニケーションができるための遠隔手話サービスについて、現在の練馬区の考え方を教えてください。

◎区民事務所担当課長 お答えできる範囲としましては、窓口での実際の対応となります。

 実際に、例えばこちらの職員が代筆を行ったり、介助される方がいらっしゃれば、複数の職員でその方との意思疎通を行ったり、そういった形で丁寧に対応しているところでございます。

 

◆しもだ玲委員 今、視覚障害者の方とお話ししたのですけれども、聴覚障害者の方です。失礼しました。

 非接触が求められる新しい生活様式の中では、リモートによるコミュニケーションが急速に普及しています。

 手話通訳者の派遣は費用とともに利用者の負担が大いにかかると、聴覚障害者の団体の方から、毎年のように何度もお話を伺っております。

 新しい生活様式が求められて、ZOOMを使った会議やコミュニケーションが急速に普及しているこの機を捉えて、窓口での遠隔手話通訳ができるよう、再三再四求めます。

 また一方で、品川区でも遠隔手話通訳サービスを実施した経緯があるそうです。

 品川区でできて練馬区でできないことはまずないだろうと思っております。この辺のサービスについて、どう対応されるのか教えてください。

 

◎区民事務所担当課長 今、例示として出されたZOOMを使った遠隔の手話サービスになりますと、窓口に来ずに、例えばご自宅で様々な手続ができるという視点と思ってございます。そういった取組も、当然求められていることは承知しております。

 一方で、住民異動の届出は、今現在、法律でも来ていただいて実際に届出を直接頂くという手続が義務づけられているところでございます。

 こういった対面式の手続の中で、いかに負担を軽減できるかという視点で、われわれは取り組んでいるところでございます。

 せんだって、国も骨太の方針等で、行政手続の電子化という方針も打ち出しているところでございます。こういった方針を注視しながら、様々な取組に対応できるように検討を進めてまいります。

 

◆しもだ玲委員 今のご答弁に対して、質問ではないので意見で申し上げます。

 窓口に来て対応しなければいけないことは、もちろん重々承知しています。

 窓口に来て、タブレットを使って、手話通訳者の方とリモートでコミュニケーションを取るということが、なぜそれほど難しいのか、いまいちよく分からないところが1点。

 あと、もう1点が、毎年のように聴覚障害者団体の方から話が来ているにも関わらず、今回のレイアウトの変更について、対象となり得る人たちからヒアリングを行ったといったところに、そういった内容が入ってこないのは、しっかりと耳に届いているのかという疑問がわきました。ここは意見というか、指摘をして終わります。

 次に、申請書一括作成システムの導入についてです。

 先ほどの他の委員とのやり取りの中で大まかな内容は把握しました。必要となり得る書類が一括で作成され、窓口負担を軽減するという内容は把握しました。

 それでも、9種類なのか、四十何種類なのか、利用者の方によって書類の種類や枚数は変わってくるのでしょうけれども、結局、利用者の方が窓口に届けて回らないといけないということでよろしいですか。

◎区民事務所担当課長 今回の申請書一括作成システムでは、そのような窓口に回っていただく際の記載の負担の軽減が取組の視点になります。

 ご指摘のように、作成した書類を各窓口に出していただくという手続は必要になります。