令和の玲!しもだ玲です。
今日は、練馬区議会臨時会議が招集されました。
区議会では、
・定例会 : 条例によって、期間や日にちが決まっている会議
・臨時会議 : 必要に応じて開かれる会議
と、2種類あります。
今回は国における地方税法の一部改正されたことに伴う、練馬区特別区税条例の一部を改正するための議案が、区から提出されました。
内容は、軽自動車を購入する際に課税される軽自動車税環境性能割の税率区分の見直しになり、
① 新しい燃費基準による税率区分に変更される。
② 旧燃費基準により燃費を算定する軽自動車について読替規定が設けられた。
以上の理由から、条例の引用する同法の規定を追加するための改正案となっています。
今回の議案の付託先(より細かく審査するための委員会)は、区民生活委員会。私が所属する委員会でしたので、質疑に立ちました。
ここで質疑をした内容は、
① 税率区分の見直しによって、2%の課税から1%に軽減された。この税は2000万円ほどが歳入として区に入ってきていたが、軽減分によって入ってこなくなるため、どんな影響があるか。
② 環境性能割は購入時の消費税抜きの車体価格に課税されるが、『カーナビ』や『ドライブレコーダー』など、オプションをつけると課税対象となる。税の仕組みを区民へわかりやすく周知するべき。
の2点です。
区からは、
①国からの補填があるので、区財政に影響がない。
②わかりやすい広報に努める。
・・・と、答弁がありました。
今回の税の仕組みや現状のヒアリングは、所管課のみならず、事前に区内自動車販売者からも行い、『区民生活に影響がない』ということで、議案を可決といたしました。
議会の活動は、区民に見えにくことが課題として挙げられますが、まずは自身の広報媒体を活用して見えるように努めています。
以下、議会発言の文字お越しです。
■20210331練馬区議会区民生活委員会
しもだ玲質疑文字お越し
●環境性割の税率区分の見直しについてですが、ヒアリングを通じてお伺いしているのは、令和2年度ベースで軽自動車の販売ベースが1000台ほど。2000万円程度の歳入があるとのことですが、この1%軽減によって、入る見込みがあった税収がなくなるということになりますが、今回の改正によって区の財政にどのような影響があるのか、確認のため国費補填も含めたご説明をお願いします。
●練馬区の財政に影響がないことを確認しました。この環境性能割は、従来の自動車取得税割に変わる新たな税制度として導入されましたが、車の購入時の税抜き価格に対して課税されます。この購入時に付加物つまりオプションをつけるとそれも課税対象となることはあまり知られていません。この課税対象のオプションにはカーナビ、盗難防止装置、ETC車載機にはじまり、昨今注目されているドライブレコーダーにも課税される仕組みになっています。しかし一概に負担増に繋がっているわけでもないということは昨日、区内の自動車販売事業者からお聞きしてきています。さきほど申し上げた課税対象についての議論は国の仕事ですが、今回のような複雑多岐な税の仕組みについて、わかりやすく区民へ伝えることが、自治体の役目だと思います。区のご所見をお聞かせください。