令和の玲!しもだ玲です。

 

 

昨日で練馬区議会の第1回定例会が終了しましたので、やっと地域活動に専念できます。

 

 

議会の登壇の様子を見てくださっている方から激励の電話や言葉をかけていただき嬉しい限りです。

 

 

せっかくなので、ブログにも発言内容を記載したいと思います。

 

 

■練馬区議会第1回定例会本会議 しもだ玲 議案第1号~第4号賛成討論文字お越し

都民ファーストの会練馬区議団を代表し、議案第1号・令和3年度練馬区一般会計予算および、議案第2号から第4号までの3特別会計予算について賛成の立場から討論を行います。

 

 

昨日、3月11日は、現代を生きる日本人にとって、自己や他者の生と死について思いを馳せる、東日本大震災から10年という節目の日でした。

 

 

今月4日、宮城県でご遺体の身元が判明した女性を含め、死者数は12都道県で1万5900人。行方不明者は6県で2,525人に上るとされており、いま尚、ご家族と再会が叶っていない人たちの事を思うと心が痛みます。

 

 

そして10年が経った今は、新型コロナウイルス感染症が猛威をふるい、区内感染者は昨日までに4,921人にのぼり、57人の方がお亡くなりになっています。お亡くなりになられた方々に哀悼の誠を捧げるとともに、療養されている皆様の一日も早いご回復をお祈り申し上げます。

 

 

災害対策基本法では、「暴風、竜巻、豪雨、豪雪、洪水、崖崩れ、土石流、高潮、地震、津波、噴火、地滑りその他の異常な自然現象又は大規模な火事若しくは爆発その他その及ぼす被害の程度においてこれらに類する政令で定める原因により生ずる被害」が「災害」だと定義されています。

 

 

新型コロナウイルスに伴う、直接的な被害や間接的な経済被害なども災害と捉えた場合、近年の日本は多様な災害に見舞われています。その時々の判断が、後世まで繋がってくる責任を負いながら私たちは生きていかなければならず、私たちが何気なく生きている今日は、災害によってお亡くなりになった方々の明日であるということを肝に銘じなければなりません。

 

 

令和3年度予算は、新型コロナウイルスの影響で、元年度決算と比較し2年度、3年度合計で216億の減収が見込まれ、かつてのリーマンショックによる減収を遙かに上回ると想定されています。

 

 

そのような中で、区民の生命と健康、そして安全と安心に高いプライオリティを設定し、計画・事業・イベント等を見直し、56億4千万円の削減が行われました。

 

 

ステークホルダーとの調整に大変な作業を強いられながらも、実行されたことは高く評価します。

 

 

また、社会資本を形成する事業へは、特定目的基金と起債を活用し財源確保に努められたこともあわせて評価致します。入るを量りて出ずるを為す、都民ファーストの会が掲げるワイズスペンティングの視点にたった予算編成であり、その会計状況をHP上でわかりやすく展開されるなど、財務状況の可視化に努められたことも評価に値します。

 

 

各施策については「攻めの防災の推進」「新型コロナウイルスのワクチン接種の実施」「コロナ禍で困窮する世帯や区内企業の支援」「大転換期を迎えたタブレットパソコンを活用した教育の本格始動」等々、停滞させてはいけない施策が盛り込まれており、速やかな事業執行が求められています。

 

 

一方、未来を築くための第3子誕生祝金の減額ついては、強く抗議します。

 

 

しかし、幸いなことに東京都が令和3年度から出産支援に踏み切ったため、出産を望む家庭への負担が無いことを確認しました。緊急事態の最中でも出産に関する予算を削ることがないよう強く申し添えます。

 

議案が付託された予算特別委員会におきましては、質問取りから始まり、各施策のヒアリング、そして款別質疑のご答弁と、丁寧な対応に努めていただきました。私たち都民ファーストの会練馬区議団が要望を重ねていた数々の政策が反映された予算であること、そして指摘したところに関しては課題として捉えて頂いたことも確認出来ました。

 

 

以上の理由から、議案第1号・令和3年度練馬区一般会計予算および、議案第2号から第4号までの3特別会計予算が、多くの区民の共感のもと、この国難に耐え、未来を築く礎となるよう念願します。

 

そして、災害によってお亡くなりになった方々が生きたかった未来への責任を私たち都民ファーストの会練馬区議団が負っていくことをお誓い申し上げ、賛成討論と致します。