令和の玲!しもだ玲です。

 

 

新型コロナは人との交流の機会も奪っていきました。皆さんご承知の通り、小中高の学生さんたちも様々な機会が奪われていっていますが、そんな環境を打ち砕く一策として、バーチャル化を練馬区が取り入れました。

 

※JTB公式HPより画像引用

 

 

修学旅行のバーチャル化です。先日、区議会にJTB様が訪れ、練馬区の学生さんたちに向けたバーチャル修学旅行の説明会を実施していただきました。(※説明会では記録撮影が禁止でしたので、当時の様子を掲載出来ません)

 

 

リアルに勝るものはありませんが、私たちや子どもたちが使っているデバイスを活用して少しでも楽しい学生生活を過ごしていただくため、大人たちが精一杯試行錯誤しています。

 

 

今回のJTB様のコンテンツは「学生さんたちに人気のスポット」を抽出しているようで、東大寺や清水寺などが動画に納められていました。

 

 

そういえば、こうした外出の機会損なわれることを想定して、平成25年9月11日に行った一般質問で、Googleのストリートビューを活用したコンテンツの作成を提案していました。

 

■平成25年練馬区議会第3回定例会しもだ玲一般質問議事録より一部引用

区の広報活動について質問します。

 先ほどの話の続きになりますが、区はさまざまな方法で財政状況を広報すべきだと思います。

 例えば、WHERE DOSE MONEY GO?(税金はどこに行った)というWEBサービスがあります。

 サイトの説明には、あなたの年収のうち、いくらが市税や町税で、それらが何の目的で使われているのか、1日当たりの金額で可視化するというもので、東京都内では、千代田区、中央区、中野区、杉並区、葛飾区、江戸川区、調布市、小金井市がこのサイトを利用して情報提供をしています。

 また、8月28日の日経新聞で報じられましたが、神奈川県は会計の見える化を勧めているようです。

 記事には次のようにありました。

 神奈川県は、28日、四半期ごとに各部署や公共施設の会計数値を公表すると発表した。部署や施設ごとの収支や事業の進捗状況を明らかにして、外部から見えやすくする。同日からホームページ上で3か月ごとに公表し、県民からの意見を募集する。県庁職員のコスト意識の向上にもつなげる。

 以下略しますが、この記事を見て、私はこういう広報活動が先ほどお話した区民の行政に対する参加意識向上に直結すると感じました。つまり、自分が収めた税金が、自分の身近な課題にどう使われているのか、職員の配置は適正なのかなど細かく知ることができます。

 こうしたITの応用は決して特殊な技術ではなく、中高校生レベルでも十分に活用できるものです。

 繰り返しますが、こうした情報公開を進めることが、区民の行政への参加意識を高めると確信します。ITを使い慣れている若い世代への共感を生むことは、区がおっしゃられている練馬区へ移り住んでいただくという構想にも直結すると思います。

 私は、「住みたいと思えるまち練馬」を活動のキーワードにしておりますが、ぜひ、こういった方向性を実現していただきたいと要望いたしますが、区のご所見をお聞かせください。

 次に、前回の一般質問でもお尋ねしました、練馬区の発信力について質問します。

 今年の予算特別委員会の折に、私は、本年3月、西武池袋線、東武東上線が東京メトロ副都心線を経由して東急東横線とつながり相互乗り入れが始まったことに関連して、練馬区の情報発信力を強化するべきだという意見を述べました。

 私もこの新路線を利用してみました。石神井公園から横浜の元町・中華街行き急行に乗ってみましたが、約1時間、全くストレスなく快適に移動することができました。日本を代表する観光地である中華街を身近に感じることもできました。最も人気の高いディズニーランドも直通運転している東京メトロ有楽町線で新木場まで行けば、アクセスは簡単で、こういった意味でも練馬区は利便性の高いまちだと思います。観光地は毎日行くものではありませんが、行こうと思ったときにアクセスが便利であるというのは大きな魅力です。

 こういったことから、区は広報活動にもっと攻めの姿勢を打ち出すべきと申し上げました。

 それに対し区は、練馬駅北口再開発に伴い、練馬駅の利用者の増加を見込んでいるとのことで、今年の夏までには仕掛けづくりを考えていくとのことでした。既に立秋が過ぎていますが、区の検討状況をお知らせください。

 また、区の広報活動は練馬駅の北口再開発関連だけではなく、広い練馬区、71万人を超える練馬区民全体をベースに活動すべきです。練馬区には魅力のあるコンテンツがさまざまあり、観光協会もありますが、残念ながら練馬区がマスコミで話題になるようなパブリシティ、いわゆるパブネタが少ないように思います。

 そのためのITを活用した練馬区独自のPR強化策を提案したいと思います。例えば、グーグルは6月にストリートビューの撮影機材トレッカーの貸し出しを開始しました。ストリートビューは検索エンジン最大手のグーグルが提供しているサービスで、一言でいえば、バーチャル散歩を可能にするものです。世界中のいろいろな場所を目の高さで360度見渡せ、観光旅行の下見や飲食店の外観をチェックしたり、さまざまな活用がなされています。

 このトレッカーは、ストリートビューカーでの撮影ができないような狭い場所でも撮影ができるよう人が背負って撮影するバックパックタイプのカメラで、活用例としては、ハワイの観光協会などがあるようです。練馬区で活用するとすれば、例えば漫画に登場する練馬区の風景や路地、さまざまな施設などをグーグルとタイアップして撮影するというようなことが考えられます。

 観光地ほどのコンテンツは、残念ながら練馬区にはありませんが、日本を代表するアニメ文化を持つ練馬区だからこそできるといったコンテンツは、全国のアニメ・漫画ファンには先進的な取り組みだと理解されるでしょう。

 大観光地ではない練馬区ですが、だからこそ、私は、随分前のとしまえんのテレビCMだった「窓の外にはとしまえん」というコピーが印象に残っています。つまり、ディズニーランドのような非日常性ではなく、生活空間のすぐそばにある観光資源、これこそが練馬の魅力だと思います。

 こういう取り組みの費用は、ほとんどかかりません。地元の商店街や区民のボランティアなどに協力していただき、少しずつつくり上げていくことができるからです。ただ、大枠のコンセプトは区が示すべきで、方向性さえ打ち出せばITを活用して広がっていくと思います。

 こうした新時代のツールを活用している姿勢は若い世代に、練馬の魅力を感じてもらうだけではなく、区の観光振興、商店街の活性化にも直結し、区のPR活動に大きく寄与すると考えます

 

この時は、観光や広報に基軸を起きましたが、ターゲットは、在宅での生活を余儀なくされている方や、入院している方。引きこもりや、不登校児などを想定していました。

 

 

やっと時代が追いついてきたと実感します。もてるものはすべてつかって、コスパが高いサービスの提供を行えるように引き続き、練馬区へ提案していきます。