令和の玲!しもだ玲です。

 

本日で練馬区議会の決算審議のすべての日程が終わりました。来週は2018年度決算に対する決算意見表明となりました。

 

款別審査のなかで、普段からお話しをいただく『公営住宅のあり方』についてもしっかり取り上げました。

 

8年前の初めての選挙で、都や区が管理運営する公営住宅は聖域のため、審議に挙げないようにと先輩秘書から伺っていました。しかし、もう一度再選させていただき、しっかり約束したのが『ブラックボックスの透明化』と『公租公課を担う若い世代への公平性を担保』です。

 

とうことで、聖域にもしっかり光をあて区民のみんなと練馬区の将来を考えていきたいという思いから審議で取り上げました。

さて、現在練馬区には20棟、800戸の区営住宅が点在しています。申込みにはいくつかの種別(一般世帯向けやひとり親家庭など)にわかれており、一般世帯だけでも抽選は約8倍と依然として高い水準となっています。※単身世帯は100倍超えています!

 

この高い水準の理由は練馬区と私も共通していました。

 

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令和元年決算特別委員会しもだ玲メモより一部引用

しもだ玲:高い水準を踏まえて、この要因をどう捉えているのか教えてください。

住宅課長:世帯の所得状況に応じて、低賃な家賃でご入居いただけます。現在、民間賃貸住宅にお住まいの方も、少しでも住宅費を安く抑えたいという思いから応募される方が多くいらっしゃいまして、常に高い倍率となっているものと認識しております。

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つまり民間アパートの家賃も払える人も、節約できればほかに使えるため申請者が増える要因に繋がってしまっています。また、保育園の待機児童と同じく「申請しても入れないだろうから、申請しない」という潜在申請者がたくさんいると思います。

 

練馬区は、優遇抽選を行っているなどの対応策をとっていますが、こうした制度からこぼれてしまう人たちは未だ救済処置がとられていません。不公平を取り除くのには、維持管理に莫大なコストをかけるより、空き家などの民間アパートへの家賃補助に切り替えていくことが大事だと伝えました。

 

現在の区営住宅は、出来てまだ40年ほどで70年使用が縛りとしてあるそうです。ですが、不公平を是正するには、問題を先送りせずいまから対応策の検討に入るように申し上げました。

 

限りある予算で多くの人が救われるように聖域にもしっかり切込みます!