いきなり騒々しいタイトルから始めました。一昨日、地元のお祭りを手伝っているときの支援者との会話です。

 

支援者 「議員って、育休とれるの?」

 

しもだ 「育休を定めている議会もありますが、議員は、個人事業主のようなものなので休みは個人で決めてとってるのが大半ではないでしょうか」

 

支援者 「産休は?」

 

しもだ 「それも同じです。区議会に規定を設けてるところは少ないと思いますよ」

 

支援者 「休んでる間、誰が変わりやるの?」

 

しもだ 「…誰もいませんね。というより、代理を議会に出す規定を定めているところ少ないのでは…」

 

支援者 「職務怠慢じゃん!それって区民の誰も知らないし、なぜ取り組まないの?」

 

・・・以上のやりとりがあったのですが、たしかに議会では休んだときの代理をたてるということがありません。

 

朝の通勤中に少しネットで調べてみましたが、練馬区議会で育休をとった議員は探せませんでしたが、女性議員がひとり、4ヶ月ほど産休をとられたようです。

※練馬区議会議員倉田れいか議員HPより引用

 

女性活躍や育児の視点からは制度上しっかり取得できるようにするべきですし、私自身もこの制度の推進には大賛成です

 

しかし!! それには、議員が育休や産休で議会を休んだ場合の問題点をクリアすること先決です。

 

①休んでいる間、議決権をどう行使し、審議の際の質疑をどうするのか。

②いくら休んでも議員報酬は満額支給になる。

 

この二点が、現状の議員の育休・産休取得に反対するところです。いま私は民間に勤めていますが、こんなことあり得ません。こんなのがまかり通るのが議会なのです。ちなみに全国の女性議員はこうした事実を発表していません。

※練馬区HPより引用

地方議員の役目は、議会に出席し、首長(区長)が提出する議案の審議や議決を行ったり、行政が正しく執行されているかをチェックすることです。それができるのは、大変厳しい選挙を勝ちぬけ、区民から付託を受けた特別な人のみが出来る権利です。

 

練馬区(23区はだいたい同じ)は年に4回定例会が行われ、それ以外でも各常任、特別委員会等が開催されています。

 

別の機会に書きますが、定例会も委員会のなかでも発言する機会は、たくさんあるわけではありません。ですから、ひとつひとつが区民の声を届ける大切な審議の場になります。

 

そこに長期の休暇取得し議会を休むとなると、区民のための発言の機会を逃していることになります。さらに給料は満額支給とは…

 

しかし、議員といえど、育休・産休は子育て支援として必要であります!

 

ですから、議会に求められているのは「休んだ場合の代理をどうするか」にはじまり、民間水準にあわせた報酬支給にするべきです。

 

性別を問わず、自らを律することが出来る議員を増やさないと、議員は仕事しないで特権だらけというイメージから脱却できないでしょう。

 

政治に規律を!!