$しもだ玲☆未来navi

台風一過、今日は快晴です。さて産経新聞Web版に下記のような記事がありました。

東京は2040年代「極端な猛暑が日常になる日」の世界地図
2013.10.17 11:39

 ハワイ大学の研究者グループは、世界各国の都市で、「新たな気候」(過去数年の極端な猛暑が日常になる気候)が実感されるようになる時期を推定した。

 ハワイ大学の研究者グループは、現在の温暖化がこのまま続いた場合、「新たな気候」が実感されるようになる時期を世界の各都市について推定した。

 論文を執筆したカミロ・モーラらは、温暖化ガスの排出が大きく削減されない場合に、各都市の気候がいつ「通常」範囲(1860~2005年と定義)を外れて「新たな気候」(過去数年の極端な猛暑が日常になる気候)になるのかを分析した。結果は『Nature』誌で発表された(リンク先で、「通常範囲」と「新たな気候」がわかるグラフを見ることができる)。

 最初に「境界」を超えるのは、インドネシアの町マノクワリだ。マノクワリは西パプア州の州都で、286,000人が住む。マノクワリでは2020年から、「通常」の気温と降雨から外れ始めたことが実感されるようになる。

 続いて2029年までに、2,800万人がひしめき合うジャカルタ(インドネシアの首都)と、800万人が住むラゴス(ナイジェリアの都市)が同様になる。

 その次は2031年、880万人が住むメキシコシティだ。これに、1284万人が住むインドのムンバイ(2034年)が続く。さらに2036年には、ボゴタ(コロンビアの首都、人口784万人)、カイロ、バグダッド、ナイロビが続く。

 ニューヨーク、サンフランシスコ、ローマ、東京、および北京は2040年代で、ロンドンは2056年。最後の2都市は、レイキャヴィク(2066年)とアンカレジ(2071年)だ。完全なリストはここで見ることができる。

 ハワイ大学の研究者グループは、温暖化ガスの排出が多少は削減されたらどうなるかについても調べた。その場合でも、今世紀の終わりまでには、各都市が「異なる気候」に移行する。しかし、変化に適応するための猶予期間が、平均で20年間多く与えられることになる。

 この論文の共同執筆者のひとりであるライアン・ロングマンは、「Climate News Network」に対して、「われわれが出した結果は、かつてない気候の影響を最初に受ける国々が、その影響への対応力が最も少ない国々であることを示唆している」と語っている。「不幸なことに、それらの国々はそもそも、気候変動に対する責任が最も少ない国々でもある」

© 2013 The Sankei Shimbun & Sankei Digital

東京は2040年代ということですが、ずいぶん先ということで安心できるわけではありません。今年のような猛暑がそのまま継続していく可能性が高いわけで、対策はすぐにでもはじめるべきだと思います。