$しもだ玲☆未来navi

こういう本が出ました。

「老人優先経済」で日本が破綻 山下努著


この本について、ジャーナリストの森健さんという方が、BOOKasahi.comに下記の書評を書いています。ボクたちの世代は読むべきだと強く思いました。  [掲載]2013年09月08日

森健(ジャーナリスト)

■世代間格差の構造を批判

 憤激の書だ。怒りの矛先は老人、というよりも老人を優遇してきたこの国の政治だ。
 週刊誌「アエラ」の記者である著者は財政や社会保障の問題に取り組む中で、その本質に気付いた。年金、医療、介護、それらを支えるための国債を含む1千兆円もの公的債務。いま日本が抱える難題を遡(さかのぼ)れば、すべて高齢者の優遇に行き着く。本書はそんな視点から網羅的に問題を炙(あぶ)りだした本だ。
 国民年金の保険料は若者の未納率が問題視されるが、加入者の平均年収は159万円で受給者のそれは189万円。「貧乏な若者が、自分より豊かな祖父母に仕送りをしているようなものです」と著者は苦言を呈す。
 75歳以上の一人あたりの医療費は現役世代の5倍に及び、年金は支給額53兆円のうち約50兆円を現役世代が担っている。問題は現在に留まらず、介護保険は近い将来20歳に加入が繰り上げられるだろうとも予想する。増大する社会保障予算の不足分は国債で賄われているが、その借金を返済するのは若者や子どもたちだ。これら世代間格差、不公平の構造を著者は「世代間財政ファシズム」と呼ぶ。
 長年避けられてきた負担の問題を本書は虚飾のない言葉でさらした。全世代で話しあわれるべき問題だが、高齢者は聞く耳をもってくれるだろうか。
(引用ここまで)

もはや「世代間扶養」という機能はほぼ失われていると思います。今週の練馬区議会での一般質問でも同じような趣旨の発言をしました。

後日整理してUPします。