米国が全世界に渡航警戒 テロの恐れ、8月末まで
2013.8.3 01:06
 
米国務省は2日、中東、北アフリカ地域などで国際テロ組織アルカーイダ系勢力によるテロ攻撃の恐れがあるとして、8月末を期限とする米市民向けの渡航警戒情報を出した。警戒対象は「全世界」としているが、特にアラビア半島を中心にテロが起きる可能性があるという。

米政府は1日、一部の在外公館を4日に一時閉鎖すると公表。ハーフ米国務省副報道官は記者会見で「多数の警戒情報」を受けた措置と説明したが、情報の内容は明らかにしていなかった。

ロイス米下院外交委員長は2日、公館閉鎖について「アルカイダ関連の脅威が中東や中央アジア地域に存在するためだ」と米CNNテレビの番組で述べた。(共同)