日頃から機会あるたびに提案している、小中学校教育におけるタブレット端末を利用したICT教育についてですが、荒川区では区長が率先して進めているようです。


日本経済新聞2月13日号より

しもだ玲


さて昨年の練馬区議会予算特別委員会で質問に立った際の、ボクの主張は以下のとおりでした。

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これからの社会は、インターネットをより高度に活用したものになっていくと考えております。例えば、小学校・中学校におけるタブレットPCの活用。そのためにはコンテンツの充実がどうしても欠かせませんが、こういう未来志向のICT教育を目指す支援を行っていただきたいと、強く要望いたします。
 断言しますが、もはや高度情報化社会は後戻りしません。とすれば、どう積極的に、かつ正しく活用していくのかということが大切であると、私は考えております。ぜひ、練馬区も先進的な事業を展開してほしいと要望します。

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しかし練馬区においては、多少は取り入れる事例もあるものの、率先してというわけではありません。現時点での事例のなかに電子黒板をつかった授業例もあるようですが、電子機器の活用という点でいえば、いまの子どもたちの方が先に進んでいると思います。

区議会においても、資料などはペーパーレス化の推進を訴えていますが、まだまだ「難色」が現状です。しかし実はさまざまな資料がすでにPDF化され、区の公式HPなどでは先行して公開されています。区政の現場の方たちはすでにペーパーレス化を見据えた事務処理をされていると理解できますので、実現は遠くないと期待しています。

これについてですが、ボクは印刷資料を一気になくせといっているのではありません。印刷のプロセスとしてPDF化はもはやあたりまえのことで、この段階での活用もしたいというだけのことです。比較してはじめて両者の長所や欠点がみえてくるはずです。ここをぜひブログをチェックしてくださっている区の関係者の方々にご理解いただきたいと思います。

PDF化すれば文字検索などもたやすくなりますし、必要があれば出力すればすむことです。また過去の資料の保管などもさまざまな省力化が可能となると考えています。

さて荒川区の事例ですが、こういったものを機に、練馬区でもより一層の推進を求めて声を大にしていくつもりです。