下記のような記事がネット上にありました。

毎日新聞 2012年12月05日 22時05分(最終更新 12月06日 01時33分)

発達障害61万人:クラス平均2~3人、教員の研修不可欠

 発達障害の可能性がある公立小中学生は推計61万人余り--。文部科学省調査の結果に、杏林大医学部の岡明教授(小児神経専門)は「実感としてその数字は理解できる。潜在的に困難を感じる子供はさらにいるのではないか」と話す。

 小学校長の経験もある愛知県の中学校長(58)は、学校では他の生徒との間でトラブルが起きないように注意を払っているという。「生徒や担任、保護者が理解を深めれば、子供も周囲に適応しやすくなる」という。

 中には、授業が理解できなかったり叱られたりして不登校になったり、いじめや学級崩壊など問題行動を起こしたりする子供や、逆にいじめの対象になる子も。知的障害がない場合は普通学級に通うが、岡教授は「一人一人の特性を見ながら大人がそばで対応する必要がある」と指摘する。

 文科省は教員の増員を進めているが、公立小中学校の教員で発達障害の研修を受けたのは4分の3(04~11年度の実数)。どのクラスにも平均2~3人がいるのなら全教員の研修は不可欠だ。教師の理解不足は状況の悪化を招きかねない。

 発達障害者や家族を支える支援は、放課後児童クラブの運営や生活介護などが法律によって提供されている。だが自治体で支援に差があるのが実情だ。

 NPO法人「文化学習協同ネットワーク」が07年に設立した特別支援教室「コスモアミークス」(東京都三鷹市)には、週1~2日、放課後に発達障害を持つ小学2年から高校2年までの10人が通う。遅れがちな勉強を教えるとともに、安心を与える場所にもなっている。職員の佐々木亨さんは「学校では『叱られるかもしれない』と緊張して教室を出ていく子供がいる。友達や大人から認められているという安心感があると、彼らの行動も落ち着く」と話す。【石丸整】

以上引用

練馬区においても発達障害の問題は存在しています。

区のサイトには「練馬区では、現在の心身障害者福祉センターの相談・療育機能を拡充するとともに、関係機関が連携して、発達に心配のある子どもに対する支援を実施するため、光が丘第五小学校跡施設に「(仮称)練馬区こども発達支援センター」を整備する予定です。この度、同センターの整備基本計画を策定しました」とありますが、これは2010年6月のデータです。

*基本計画については以下のサイトで公開されています。
http://www.city.nerima.tokyo.jp/kusei/keikaku/shisaku/kenko/seibikihonkeikaku.files/seibikihonkeikaku.pdf.pdf

ボクのところにも発達障害の相談は少なからず寄せられています。このブログでもUPしましたが、11月の一般質問で、この「こども発達支援センター」についての質問をいたしました。
というのも、予定では平成24年度に開設とあります(上記PDFの31ページ)。

しかしまだその動向が伝わってこない、ということで質問いたしました。返答は区議会だよりなどで公開されるはずです。ご確認ください。