ICTは、もはやボクたちの生活に欠かせなくなってきている技術です。

ITという言葉はもはや普通名詞になりましたが、ICTはまだいまひとつ認知度が低いかもしれません。

ネットの用語辞典によると…

ICTとは、情報・通信に関連する技術一般の総称である。従来ひんぱんに用いられてきた「IT」とほぼ同様の意味で用いられるもので、「IT」に替わる表現として日本でも定着しつつある。

ICT(Information and Communication Technology)は、多くの場合「情報通信技術」と和訳される。IT(Information Technology)の「情報」に加えて「コミュニケーション」(共同)性が具体的に表現されている点に特徴がある。ICTとは、ネットワーク通信による情報・知識の共有が念頭に置かれた表現であるといえる。

情報の共有化という点において、ICTはITに比べても一層ユビキタス社会に合致した表現であるといえる。日本でも、2000年頃に盛んに提唱された「e-Japan構想」では「IT」が盛んに用いられたが、2005年を始点とする「u-Japan構想」ではもっぱら「ICT」が用いられている。総務省の「IT政策大綱」も、2005年までにはすでに「ICT政策大綱」に改称されている。

すでに海外では、ITよりもICTのほうがよく通る名称として通用するようになっている。インターネットにおいて「URL」(Uniform Resource Locator)が「URI」(Uniform Resource Identifier)という表現へ移行しつつあるように、「IT」も徐々に「ICT」へ移行していると見られる。

とあります。

記事にあるように、総務省も「グローバル時代におけるICT政策に関するタスクフォース」などといった使い方をしています。

その代表的なメニューのひとつが「クラウド」だと思います。

情報のクラウド化はいまや世界の大きな流れになっています。とくに震災以降に注目されるようになり、災害やさまざまな緊急時のデータ管理においてもはや必要不可欠なものと言えるでしょう。

ボクは、練馬区としても先駆的に活用するべき!と主張しています(詳しくは区の議事録を閲覧ください)。

昨年には、アメリカのホワイトハウスの公式サイトの1つがクラウドに移行したという記事を読んだことがありますが、オバマ政権もクラウドに対しての意識が高いようです。

ホワイトハウスが移行したパブリッククラウドの期待できるメリットは「コスト削減」「リソースの解放」「セキュリティーの強化」「説明席にの改善」と言われていて、2009年にオバマ大統領が署名して成立した、景気対策法案の中身を透明化させることが目的のためポータルサイトがクラウド化されたことで期待も大きいと言われています。

練馬区議会でも以前から「議会の透明化」が話題に出ていたようですが、一向に進んだ形跡がありません。ということで、新しい技術を価値観をもって次回の定例会にも取り組んでいきます。

一気に進まなくても、方向性は打ち出すべきだと考えています。