消防少年団出身の、しもだ玲(志茂田玲)です。

今日は、昨年から活動している災害時支援ボランティアの定例会議に参加してきました。

昨年の東日本大震災以降、消防団・市民消火隊・防災会などという組織名を耳にすることが増えました。そういった民間の防災支援組織として、東京消防庁は「災害時支援ボランティア」という登録制度を推進しています。

海外における大震災や大災害の際、現地の市民や海外からの人命救助や復旧支援のボランティアが活躍したことや、日本においても阪神淡路大震災の際に多くのボランティアが参加したことなどから、平成7年にこの制度を創設し、以後さまざまなトレーニングやシュミレーションを積み重ねてきました。消防団が消防庁という全国組織であることに対し、この制度はいまのところ東京消防庁が提唱するもの、という違いがあります(東京と地方では、組織力などの点で大きな違いがあるためでしょう)。

今回の東日本大震災でも支援活動に災害時支援ボランティアの方たちが多く参加されました。いまなお継続的に活動をつづけているメンバーもたくさんいます。それは支援という活動を通じて、もしも自分たちが被災したとき、という真剣なまなざしによるものです。

ボクは小学校の時から、光が丘消防署の消防少年団に参加していました。中学校でも指導団員という名称でかかわっていましたので、地域活動の一環として、ご縁をいただいています。

この組織は、災害対策のボランティアですから、一応経験を積んでいること(もしくは登録後に講習に参加すること)が必須条件になります。年間を通して、区内で開催する防災訓練に参加したり、消防学校で行う訓練にも参加したりします。

お住まいの地域でも参加できますし、通勤先の最寄りの消防署でも登録できます。ボランティアという名称ですが、万一の災害時において、自分自身が必要となる知識や備えを学ぶことができますので、ぜひご参加ください。詳細は以下のサイトから。

http://www.tfd.metro.tokyo.jp/hp-bousaika/sien/index.html