今朝の新聞に、小金井市の予算案で「保育園と幼児園、園舎一つに」という記事が掲載されていました。

東小金井駅北口の区画整理事業の一環として行われるというものですが、国が打ち出している「総合こども園」構想にむけた新しい方向性だと感じました。

今回の一般質問で、ボクは練馬区における区立幼稚園の「廃園」問題を取り上げ、かつ「総合こども園」への対応を早急に考えてほしい旨の要望を訴えました。

少子化という流れ、女性の社会進出という流れ、などなど、これはいまや逆流しようのないものです。したがって「総合こども園」という方向性は必然的なものでしょう。

先日、練馬区内の幼稚園の園長先生と個人的にいろいろとお話ししました。幼稚園には幼稚園の論理があり、保育園には保育園としての論理がある、と改めて感じましたが、こういう事実と、変わりゆく社会システムとの整合性を考えるとき、区立の施設が先進的に行動してもいいのではないか…と思います。

練馬区光が丘地区には、4つの区立幼稚園(うち2園がなくなることになり、区は「廃園」といっていますが、ボクは利用者の心情を考えれば、言葉でも変えたほうがいい、と要望しました)と、26の区立保育園があります。もし「総合こども園」という方向性が変えられないのであれば、「適正配置」という言葉がありますが、幼保一体化を考えるとき、一気に合流を考えなくても、小金井市のような形から入るということも考えられる…そんな気がしました。

ただし、こういう場合でも「廃園」という言葉は使ってほしくありませんが…。

しもだ玲