昨日の「みんなの党」党大会の話が今朝の新聞に掲載されていました。昨晩書いたように、いまの政局のなかでみんなの党の動向は注目されているようで、朝日新聞も1面でのニュースでした。ここにはいま読み終えた日経のネットニュースを転載させていただきます。
みんなの「橋下争奪戦」喜美代表が自信
みんなの党の渡辺喜美代表(59)が28日、都内で開いた党大会で講演し、「石原新党」による橋下徹大阪市長(42)取り込みの動きを、激しくけん制した。以前から橋下氏とパイプが太いことをアピールした上で「何をやるかが、橋下さんと同じ。一緒にやるのは当たり前だ」と主張。次期衆院選での共闘に意欲を示した。石原慎太郎東京都知事(79)の動きには「右往左往する必要はない」と“上から喜美”の姿勢。各党がすり寄る橋下氏との連携レース勝利に自信を誇示した。
渡辺氏は、橋下氏と昨日今日の仲ではないことを、何度も強調した。「10年の秋、まだ橋下氏が府知事時代にわざわざ上京され、統一地方選の体制を一緒にやりましょうと。その結果、維新の会公認、みんなの党17 件推薦の議員が何人も誕生した」。さらに「我々は、アジェンダ(政策課題)で一緒に行動している。だから一緒にやるのは、当たり前です」とも述べた。
「大阪ダブル選で応援に行った国会議員は、私だけ。既成政党は断られたそうだ」と、違いを強調。大阪都構想をめざす橋下氏に、実現に必要な地方自治法改正案を真っ先に示し、協力したことも披露。「維新の会を後押しする仕事を始めている。何をすべきか覚悟を共有する人たちは応援する」と、橋下氏への配慮をこれでもかとみせた。
新党結成や橋下氏との連携に意欲的で、「橋下争奪戦」最大のライバルになりそうな石原氏には、対抗心をあらわにした。「石原新党ができたらどうなるか、心配かもしれないが、橋下氏とは一緒にやってきた。右往左往することはない」と、上から目線ながらも「石原氏が何をやるのか見極めないといけない」と、警戒感も隠さなかった。
橋下氏との強い関係を、そう簡単に石原氏に壊されないぞと意気込む渡辺氏。党大会には、橋下氏のブレーンでもある堺屋太一元経済企画庁長官を招く気遣いもみせた。次期衆院選では、100人以上の候補者擁立を目指す考えで、国政進出の場合は「200人擁立」としている橋下氏の勢力と合わせ、一気に第1党を狙う野心もある。この背景もあって争奪戦でのアドバンテージを強調した渡辺氏は、石原氏らの“横恋慕”は決して許さない構えだ。ただ、関係良好でも橋下氏の本心が定まらないのも事実。「本命」を自負する渡辺氏は、モテ男の橋下氏を振り向かせられるか。【中山知子】
[2012年1月29日8時35分 紙面から]
出典は下記です。
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20120129-896312.html
みんなの「橋下争奪戦」喜美代表が自信
みんなの党の渡辺喜美代表(59)が28日、都内で開いた党大会で講演し、「石原新党」による橋下徹大阪市長(42)取り込みの動きを、激しくけん制した。以前から橋下氏とパイプが太いことをアピールした上で「何をやるかが、橋下さんと同じ。一緒にやるのは当たり前だ」と主張。次期衆院選での共闘に意欲を示した。石原慎太郎東京都知事(79)の動きには「右往左往する必要はない」と“上から喜美”の姿勢。各党がすり寄る橋下氏との連携レース勝利に自信を誇示した。
渡辺氏は、橋下氏と昨日今日の仲ではないことを、何度も強調した。「10年の秋、まだ橋下氏が府知事時代にわざわざ上京され、統一地方選の体制を一緒にやりましょうと。その結果、維新の会公認、みんなの党17 件推薦の議員が何人も誕生した」。さらに「我々は、アジェンダ(政策課題)で一緒に行動している。だから一緒にやるのは、当たり前です」とも述べた。
「大阪ダブル選で応援に行った国会議員は、私だけ。既成政党は断られたそうだ」と、違いを強調。大阪都構想をめざす橋下氏に、実現に必要な地方自治法改正案を真っ先に示し、協力したことも披露。「維新の会を後押しする仕事を始めている。何をすべきか覚悟を共有する人たちは応援する」と、橋下氏への配慮をこれでもかとみせた。
新党結成や橋下氏との連携に意欲的で、「橋下争奪戦」最大のライバルになりそうな石原氏には、対抗心をあらわにした。「石原新党ができたらどうなるか、心配かもしれないが、橋下氏とは一緒にやってきた。右往左往することはない」と、上から目線ながらも「石原氏が何をやるのか見極めないといけない」と、警戒感も隠さなかった。
橋下氏との強い関係を、そう簡単に石原氏に壊されないぞと意気込む渡辺氏。党大会には、橋下氏のブレーンでもある堺屋太一元経済企画庁長官を招く気遣いもみせた。次期衆院選では、100人以上の候補者擁立を目指す考えで、国政進出の場合は「200人擁立」としている橋下氏の勢力と合わせ、一気に第1党を狙う野心もある。この背景もあって争奪戦でのアドバンテージを強調した渡辺氏は、石原氏らの“横恋慕”は決して許さない構えだ。ただ、関係良好でも橋下氏の本心が定まらないのも事実。「本命」を自負する渡辺氏は、モテ男の橋下氏を振り向かせられるか。【中山知子】
[2012年1月29日8時35分 紙面から]
出典は下記です。
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20120129-896312.html