国会の延長がきまり、あとは菅さんの去就だけが話題になっています。

菅さんのいままでの行動から推測すると、衆議院解散もありえない話ではないような気がしています。



この時期の解散は被災地がいまの状況のままでは実施しにくいことも事実ですが、もし仮に解散があるとすれば、復興計画を争点にしてやってほしいと思います。今朝の朝日新聞に岩手県知事と宮城県知事の復興への思いが掲載されていました(14版4面)。国政の混迷を横に置き、自治体はとまっているわけにはいかないでしょう。



東京の地方議員であるボクは国政や被災地の方針を論じる立場ではありませんが、「日本はひとつ」だというスローガン(そう思うこともしばしばあります)が説得力あるように、いまの状況は決して他人事ではないと強く思っています。









・・・今日の一言・・・



夏草や兵どもが夢の跡  芭蕉



いうまでもなく芭蕉が、このたび世界遺産になった平泉をたずねたときの俳句です(「おくのほそ道」)。



この句のあたりには下記の記述があります。



三代の栄耀一睡の中にして、大門の跡は一里こなたに有。秀衡が跡は田野に成て、金鶏山のみ形を残す。先、高館にのぼれば、北上川南部より流るゝ大河也。衣川は、和泉が城をめぐりて、高館の下にて大河に落入。泰衡等が旧跡は、衣が関を隔て、南部口をさし堅め、夷をふせぐとみえたり。偖も義臣すぐつて此城にこもり、功名一時の叢となる。国破れて山河あり、城春にして草青みたりと、笠打敷て、時のうつるまで泪を落し侍りぬ。



長く引用したのは「国破れて山河あり」の一節が今日のテーマ(国政の混迷)とかぶったからです。