ボクは26歳、しもだ玲です。

 今日の駅頭のとき「雪が降るんじゃないか?」と思う天気でした…
 駅に立っているときに「若いねぇ」と言われます。一応26歳という青年ですが童顔ですから、違う意味で言われてるのかなと思います。

 さて今朝の朝日新聞のGlobeの特集は「中国の新人類」でした。バーリンホウ(80后)とは1980年代に生まれた若者のことで、中国におけるその人口は2億2000万人とのこと。ボク自身もその世代にあたりますので興味深く読みました。記事の詳細はネットで公開されています。
http://globe.asahi.com/

 またバーリンホウ(80后)については、以前、NHKのクローズアップ現代でも特集されたときの記事がネットにありました。
http://www.j-cast.com/tv/2010/04/27065487.html
以下、引用します。
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変容する中国のいまを上海から国谷裕子が3回にわたってレポートする。初回は、「80后(バーリンホウ)」と呼ばれる80年代生まれの若者たちだ。 21歳から30歳まで2億人。彼らの意識、行動の変化に、中国の将来を探る。

新人類
彼らは改革開放政策と一人っ子政策のなかで、豊かに育ってきたいわば「新人類」だ。古い習慣や考えにとらわれず、ネットによって広く情報を得て、自ら発信し、行動し、時に政府批判もする。これが、文化、芸能、スポーツ、ビジネス、政治とあらゆる分野に及ぶ。

3人の28歳が登場した。

ネットのショッピングサイトを運営する男性は、「われわれの世代は正しいと思った道を進む。失敗を恐れない」という。小学生のころからパソコンのプログラミングを学び、15歳で起業した。いま、個人資産6億円。上海郊外の高級住宅地に1億円の邸宅を持つ。

昆明市の副局長をつとめる夏佳さんは公共事業担当だが、まん延する汚職の撲滅にも取り組む。以前は裁判官だったが、共産党が公募した幹部候補生制度に通り、普通なら20年はかかる副局長のポストにこの若さで就いた。部下はみな40代だ。日本のお役所では考えられない話である。

もう1人は世代のエースともいえる韓寒さん。17歳で作家デビューし200万部の大ヒット。いまはカーレーサーでもある。今年、米タイム誌の「世界で影響力のある100人」の候補になった。4年前から始めたブログは、アクセスが3億5000万回を超えた。チベット問題を皮肉ったり、役人の腐敗を茶化したりが、「苦情や悩みの代弁者」「精神的楽園」などと、若者たちから強い支持を得ている。

………………..以上、引用

 さて以前にもブログに書きましたが、ボクたち80年代生まれは、いまの制度でいえば、これから30~40年、年金をはじめとする社会コストを負担することになります。そして(いまの定義でいえば)高齢者とされる65歳になるとき、おおむね2050年ごろには、社会保障の全体像などまったく見えていません。
 このたび経済財政大臣になった与謝野さんは就任のあいさつで「われわれの世代は逃げ切れる…」と表現しましたが、ボクたちの世代以降は、その負担をモロにかぶることになります。
こういう現実を前にして、日本の将来像やボクたち自身の将来の社会保障を逃げ切れる世代にまかせていいものでしょうか?
 さまざなま選挙の被選挙権の多くが25歳以上となっていますが、これは成人のさまざまな世代から代表者を出すべきであるということだと考えます。ボクが地域活動をしていると正直、若すぎる…という声をごくたまに耳にします。そうでしょうか?
 今日のバーリンホウ(80后)の記事は、ボクたちの世代の中国の若者の活躍の記事でしたが、彼らの本音をよく取材してありました。書いた朝日新聞記者の今村優莉さんは北京大学へ留学経験のある28歳で、留学中の友人たちの取材ということで、迫真の記事となったのでしょう。
ボクたちの声をいまさまざまな場で、それもきれいごとではなく本音で発言すべきだ、と改めて思いました。

・・・今日の一言・・・

 明日ありと思う心のあだ桜夜半に嵐のふかぬものかは

 親鸞聖人の有名な歌です。得度を急ぐ少年の親鸞に、受戒しようとした慈円が「明日にしよう」というと、聖人は上記の歌を詠んだそうです。いまできることはいまやるべき…(と書いたものの、なかなかできないものですが…)