以前、地元の造園組合の会合に顔を出したとき、ごあいさつをさせていただく機会がありました。

都市の緑化が大切…というような話をさせていただきましたが、その後、自分なりにこの分野の勉強を…と思っていたところ、「生物多様性」というキーワードに出会いました。

Wikipediaには次のような説明があります(一部改)。

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生物多様性 ( 'biodiversity', 'biological diversity')

生態系・生物群系または地球全体に、多様な生物が存在していることを指す。

生物多様性の定義には様々なものがあるが、生物の多様性に関する条約では「すべての生物(陸上生態系、海洋その他の水界生態系、これらが複合した生態系その他生息又は生育の場のいかんを問わない。)の間の変異性をいうものとし、種内の多様性、種間の多様性及び生態系の多様性を含む」と定義されている。

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とあります。この分野は国際条約があり、日本も批准しています。

ボクが興味をもつのは、Wikipediaの次の部分です。

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日本国内法として、生物多様性基本法案が2008年(平成20年)5月20日に可決され、同年6月6日に生物多様性基本法として公布、施行された。

本法は、人類存続の基盤である生物の多様性を将来にわたり確保するため、国、地方公共団体、事業者、国民の責務を明確にすることで環境保全等に関する施策を総合的かつ計画的に推進するものである。

最大の特徴は、開発計画を立てる際に環境アセスメントを行うことを義務付けたことである。これまで、日本における大型開発などで環境が破壊されるたびに、開発推進派と環境保全派との激しい論戦が交わされてきた。本法の施行によって、今後より適切な環境論議がなされるものと考えられている。ただし、罰則規定がない等の問題も依然残されている。

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練馬区のような環境(住環境としては恵まれている地域だと思います)における生物多様性とはどんなことでしょうか?

文部科学省は「里山教育」や「里海教育」といった具体的なプロジェクトを考えているようです。この延長で考えるならば、練馬区には石神井公園(とくに三宝寺池あたり)には、思いもよらないような自然が残されています。

こういった場所を保全し、子どもたちに身近な小動物との共存を意識させるようなことかな…と思います。