昨日は戸郷に対して左打者の関根をセンターで起用したが、今日は桑原が1番でセンターに入り、梶原は2番で昨日に続いてライトに入った。昨日は試合に出場しなかった宮﨑は定位置の5番サードに入り、キャッチャーには伊藤光が入るラインナップ
1 中 桑原 将志
2 右 梶原 昂希
3 一 オースティン
4 二 牧 秀悟
5 三 宮﨑 敏郎
6 左 佐野 恵太
7 捕 伊藤 光
8 遊 京田 陽太
9 投 吉野 光樹
吉野は力強いストーレートを投げ込んだがプロの洗礼を受けた
プロ入り初登板初先発の吉野の立ち上がり、先頭の丸に149キロのストレートから入り、4球目のストレートを打ち返されたが、球威が勝りセンターフライに打ち取ると、吉川とヘルナンデスともにフルカウントから四球を与えて岡本と相対した。
吉野は力強いストレートを投げ込んだが、2球目に強い打球を打ち返されるセンターへのタイムリー浴びて先制を許した。
吉野は無我夢中で腕を振ったと思う。フォークがワンバンになりランナーを2.3塁に進塁させながら、大城をフォークで空振り三振に切り、岸田にはカウント3-0にしながら、ストレートからカットのコンビネーションをアウトサイドいっぱいに決めて見逃し三振に取り、最小失点で凌いだ。
3回裏、先頭の吉川に高めのストレートをライトスタンドへホームランを打たれて追加点を許したが、その直後の4回表、先頭のオースティンが初球のスライダーを完璧捉えてレフトスタンドへホームランを放ち1対2と1点差に詰め寄ると、宮﨑の四球と佐野のヒットでランナー1.2塁とグリフィンを追い詰めたが、伊藤の併殺で追いつく事ができず。
吉野は5回2失点で試合を作った
4回裏、吉野はカットボールを主体にする配球で下位打線とはいえ岸田と若林を連続で空振り三振に取るピッチングで三者凡退に締めた。画面越しに見る以上にキレているんだろう。
続く5回裏は桑原がランニングキャッチとダイビングキャッチのスーパープレイで吉野を盛り立てた。前の打席でホームランを打たれた吉川には、インローに沈むカットボールでレフトフライに打ち取り、4回に続いて三者凡退に抑えるピッチング。
5回89球、被安打4、奪三振5、与四球2、失点2
立ち上がりは力が入ってコントロールが定まらず球数を要したが、140キロ代でもストレートは力強く、4回からはカットボールを決め球にする配球でランナーを許さなかった。5回はバックに助けられる内容だったのでここで降板は妥当だったと思う。
松本凌人の乱調で主導権を握られたまま試合終了/佐々木千隼は敗戦処理をするために獲得したのか
6回裏のマウンドには松本凌人が上がったが、3番から始まる巨人打線にいいようにやられた。ヘルナンデスと岡本に変化球を打たれると、大城にはストレートが入らず四球を与えて満塁のピンチになり、二死まで取ったが、門脇とグリフィンに連打を浴びて4失点でマウンドを降りた。
右打者に無双の松本をこの回のマウンドに上げたは致し方ないのか。松本はイニング跨ぎの経験がないので6回だけを投げ切ってもらう予定だったと思うが、佐々木千隼はイニング跨ぎが出来る投手なので接戦の6回から投げるにはちょうど良いと思うがどうなのか。
佐々木は7回からマウンドに上がり2イニングを無失点に抑えたが、言い方を変えると敗戦処理にしか見えない。こういう使い方をするために現役ドラフトで獲得した投手なのか。
昨年は細川を手放してまで獲得した笠原は、殆どチャンスを貰えずオフに戦力外になった。内部の事情は分からないが、横浜はこういう使い方をする選手を獲得するための現役ドラフトと考えているのか。そう考えているなら獲得された球団と選手に失礼な事だと思う。
試合は、7回以降梶原のヒット1本に抑えられて1対6のまま敗れた。
大貫の優先順位が低いのは何故だ
先週の土曜日に森唯斗が先発をして今日は吉野が初登板初先発を果たした。2人とも先発の最低限の役割を果たしたが、両日とも敗れる結果になった。大貫は今日ファームで先発をして7回89球を投げたが、心中穏やかではないだろう。
大貫が好きだから言っているわけではない。大貫は今シーズン11試合に先発して3勝7敗 3.11の成績だが、4点以上取られたのは1試合、自責3点1試合、自責2点以下が9試合。4点以上取られた試合は4回で自責7点だったので、この試合で防御率が3点台になっているが、この試合を除けば防御率は2.26になる。
この結果を残しながらここまで優先順位が低いのは何故だ。援護が無く敗れた試合が多いが、それでも勝ち越されないピッチングをしなければならないのは勿論だが、試合を作ることに関しては、今シーズンの調子でも濱口、森唯斗、吉野より数段上のレベルなのは明らかだ。
吉野は抹消するようなので、来週の土曜日に神宮球場で先発をすると思うが、首脳陣を見返すピッチングを期待する。
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