昨日のヤクルト先発ヤフーレと同様に「右打者.073 左打者.233」と右打者より左打者に.160高い打率を打たれているビーズリーに対して、昨日に続いてセンターに梶原を入れて、捕手に戸柱、サードには今日登録された井上、ショートは森敬斗が入る左を並べたラインナップ。
1 中 梶原 昂希
2 右
度会 隆輝
3 一 オースティン
4 二 牧 秀悟
5 左 佐野 恵太
6 捕 戸柱 恭孝
7 三 井上 絢登
8 遊 森 敬斗
9 投 ジャクソン
梶原の2日続けてスタメンは嬉しい。苦手な右投手だが、左打者の被打率が高い投手なのでチャンスはあるし、昨日はヒットを打って今日のスタメンに繋がった。ハマのギータの本領発揮に期待したい。
ジャクソンがデフォルトの無失点ピッチングに牧のタイムリーで先制
ジャクソンの初回、先頭の近本にコントロールが定まらずフルカウントになったが、7球目154キロのストレートで詰まらせたショートゴロに打ち取り、中野にはストレートをゾーンに投げ込み2打者続けてショートゴロ、続く前川にはコントロールされたチェンジアップでセカンドゴロに打ち取る立ち上がり。
近本にはボールが先行する内容だったが、中野と前川には殆どゾーンに投げ込まれていた。球速は150キロ前半が多く、少しセーブ気味に抑えた印象。
3回表、先頭の梶原がストレートを引っ張ってライトへ転がすヒットで出塁し、度会の内野ゴロで2塁へ進塁すると、オースティンの3球目にスタートを切って見事に三盗を決めた。ビーズリーのフォームを見切っての盗塁は見事。
オースティンは三振に倒れたが、続く牧が初球の高めに入るスライダーを逃さずに、レフトへ引っ張りフェンス直撃のタイムリーツーベースを放ち先制。
ジャクソンは今の調子を継続できれば二桁は狙える
3回裏、点を取った直後のイニングを三者凡退に抑えたが、こういうところがジャクソンの良いところ。ジャクソンは3回までストレートとチェンジアップを投じて、4回からナックルカーブを交える配球でスコアーボートに0を並べた。
5回裏は先頭の小幡にツーベースを打たれ、送りバントで一死3塁のピンチとなったが、近本をストレートから高めのカッターで空振り三振に取り、中野をストレートからチェンジのコンビネーションで打ち取り無失点に抑えるピッチング。
6回表二死から井上がツーシームを引っ張って右中間に打球を飛ばして、俊足を生かしたツーベースにすると、森が内野安打で続いて二死1.3塁の場面となったが、ジャクソンがそのまま打席に入りセカンドフライに倒れて追加点を奪えず。
6回裏のサードに京山を入れて早くも守りに入った横浜。ジャクソンはこの回も0点に抑えて1点リードのままマウンドを降りた。
6回107球、被安打3、奪三振3、与四死球3、失点0
近4試合で26.2回を投げて1失点。5試合連続QS達成と素晴らしいピッチングを続けている。ピッチング内容に反して勝ち星は伸び無いが、最近のピッチングが継続出来れば二桁は狙えるはず。
森敬斗は攻守に精彩を欠く内容
7回裏のマウンドには坂本が上がり、先頭の梅野を完全に打ち取ったかに見えたが、森の暴投で無死1塁。足が速いわけでも無い梅野に焦る必要も無い場面で、とんでもない暴投は流石に呆れる。送りバントで一死2塁とスコアリングポジションにランナーを進めると、渡邉にヒットを打たれ、1.3塁となり近本を打席に迎えた。
近本にはストレートを続けて投じたがセンターに打ち返される犠牲フライで同点にされる始末。ジャクソンの勝ち星が消えた。
森は精彩を欠いていた。9回表には無死1塁からバントを決められないどころかバントで二球空振りを取られ、最後はスリーバント失敗に終わった。2年前だったと思うが東京ドームで及川から同じようにバントで空振り三振を喫していた。及川も今日の岩崎も左投手たが、こういう弱点を克服するような練習をしているのか。
期待は高く、優遇されて起用され続けているし、今のイメージは個人的にも好きだが、さすがに2軍落ちも視野に入ってくる。
佐野の決勝打で1点差勝利
10回表、20試合連続安打中で今日無安打のオースティンが先頭で打席に入ると、ストレートを引っ張るヒットで出塁。延長に入ってからの打席で連続安打を継続させるのは見事。こういう運を味方にして記録を継続させるのを見ると、日本記録の33試合連続も更新するのでは?と思ってしまう。
その後、牧の打席で暴投と内野ゴロで一死3塁の場面となり、続く佐野がナックルカーブにタイミングを合わせると前進守備の二遊間を破るタイムリーヒットを放ち勝ち越しを決めた。
10回裏、ストッパーの森原がマウンドに上がり、ストレートとフォークで中野と森下を空振り三振取った後、大山と佐藤にヒットを許したが、打ち取ったような当たりで、森原は落ち着いていた。最後に島田をファーストゴロに打ち取って試合終了。
7回の守備でエラー無く守れていれば1対0で勝利して、少なくともウィックは温存出来た。しかし延長に入らなければオースティンの連続安打は途切れていたので一長一短と思うようにする。
明日の先発は森唯斗と伊藤将司と発表された。伊藤は新人の21年から3年連続で防御率2点台だが、今シーズンは3.76でピンチを凌げないイメージがある。
今シーズン横浜の打者との対戦成績は以下の通り
1 中 梶原 昂希
2 右 度会 隆輝
3 一 オースティン
4 二 牧 秀悟
5 左 佐野 恵太
6 三 宮﨑 敏郎
7 捕 山本 祐大
8 遊 大和
9 投 森 唯斗
1番には苦手な右投手を相手に2試合連続でヒットを放った梶原でいってほしい。得意な左投手の伊藤を相手に走攻守での活躍が期待出来る。佐野が12打数6安打と好相性なので今日と同じ5番に入ると思う。宮﨑が復帰して、大和が8番でショートに入るだろう。
そして横浜の先発は森唯斗と発表された。濱口が抹消されたので来週から再来週にかけての9連戦でチャンスを貰えるかもしればないと思っていたが、まさか明日先発するとは。
以下は交流戦でSBに打たれた以降に2軍で投げた詳細
前登板で5回4失点と打たれたが、四球が3試合で1つなのは安定している。セリーグでチーム打率が最低の阪神相手だったら、炎上する可能性は低い。
そもそも何故明日に森なのかと言いたくなるが、スタナイ初戦を東で取りに行くと思っているのか。仮にそう思っているなら明日は大貫じゃダメなのか。など言いたくなることは山積みだが、きっと根拠があるはずなので森にはQSを目指してほしい。
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