巨人先発の山﨑伊織は「右打者.193／左打者.254」と左打者には意外と打たれている。そんな事もあって1番にはセンター関根、捕手は戸柱が入った。注目のレフトは佐野ではなく筒香が5番入るラインナップ
1 中 関根 大気
2 右 度会 隆輝
3 一 オースティン
4 二 牧 秀悟
5 左 筒香 嘉智
6 三 宮﨑 敏郎
7 捕 戸柱 恭孝
8 遊 森 敬斗
9 投 濵口 遥大
濱口は好調な立ち上がりだったが先制を許す
濱口の立ち上がり、先頭の丸をゾーン内にキレるストレートとスラダーからチェンジアップで泳がせるレフトフライに打ち取り、続く佐々木には全球スレートで4球目アウトローいっぱいに入る145キロで見逃し三振。へルナンデスには引っ張られた当たりを宮﨑がダイビングキャッチを決めて打ち取る内容。
前登板の6／14西武戦でも荒れる事なくQSを達成させたが、その時よりも良い立ち上がりに見えた。
濱口は3回表に緩急つけるピッチングで三者三振で締めて4回表を迎えると、先頭のヘルナンデスにストレートの四球を与えた後、岡本にフルカウントから落差のあるフォークで空振り三振を取るも、続く大城に甘く入ったスライダーを捉えられて、ライトの頭を超えるタイムリーツーベースを打たれ先制を許した。
宮﨑復帰後初安打が同点タイムリー／濱口はQS達成
横浜は4回まで山﨑にパーフェクトに抑えられていたが、5回裏先頭の牧が高めに浮いたフォークを逃さずレフトへのツーベースで出塁すると、一死から復帰後無安打の宮﨑が打席に入り、1-2から真ん中に入るフォークを右中間にタイムリーを放ち同点。
点を取った直後の6回表を無失点に抑えた濱口は83球、被安打4、与四球2、失点1と2試合連続でQSを達成。
6回はヘルナンデスにツーベースを打たれ、岡本と大城には良い当たりを打たれていたので見切りをつけられたのか、6回裏の攻撃であっさりと代打を送られて降板。
前登板の時も書いたが、荒れ球も濱口の持ち味だがそれが長所ではない。2試合連続で纏まったピッチングで結果を出したので、次の登板も期待が出来る。来週のヤクルト戦に登板する可能性が高いので2勝目を掴んで欲しい。
新勝ちパターンで得点を許す
1対1のロースコアで迎えた7回表、この回から中川虎大がマウンドに上がり、先頭の岸田にバットを折りながらヒットを許し、続くバッティングの良い山﨑伊織にストレートからフォークを連続で投じたが、落ちが甘いフォークを引っ張られて右中間を破るタイムリーツーベースとなった。
この場面、前よりに守っていたとはいえ度会はあれくらいの打球止めてくれないと。初めての球場だったかもしれないが、レギュラーを完全たるものにするならこういうところで信頼を得てほしい。
その直後7回裏にオースティンの四球から今日ツーベースを打っている牧が打席に入り、期待を寄せた初球、ストレートを右方向に打つと、行ったと思った打球はポールのやや右を通過するファウル。その後併殺に倒れる無念の結果。
9回表は1点ビハインドで坂本がマウンドに上がったが、一死から門脇に筒香の緩い守備でツーベースを許すと、長野にタイムリーヒットを打たれて最終回に1点追加される展開。同じような甘いコースにチェンジアップを続けた結果打たれたが、個人的にはクロスファイヤーを期待していたので物凄く痛い追加点に感じた。
絶好調の度会とオースティンのコラボ安打も追いつけず
9回裏、山﨑伊織からスイッチしたバルドナードから代打の桑原がヒットで出塁すると、一死から絶好調の度会とオースティンが連日のコラボヒットを放ち2対3と1点差に詰め寄り、重信のファンブルで一死2.3塁とサヨナラのチャンスを迎えたが、牧は158キロのストレートから低めのチェンジアップに空振り三振に倒れて、続く筒香はスライダーを捉えられずレフトフライに倒れて試合終了。
優勝を目指すなら守備力強化を
最後はあと1歩に詰め寄って盛り上がったが、牧と筒香が倒れる悔しい敗戦。濱口には悪いが、山﨑伊織とのマッチアップで勝ったらラッキー程度に考えていたが、十分に渡り合った試合だった。
だからこそ勝ちたかったし、こういう試合を取るか取られるかでシーズン終盤の星勘定に響く。エラーではないが、7回表の度会と9回表筒香の守備がもう一歩、もう半歩早ければ試合が違う結果になっていた可能性はある。本人達も理解していると思うので、守備力強化に少しでも多く取り組んでほしい。そうすることによって優勝に少しでも近づけるのだから。
応援クリックをお願いします。
