昨日の8回裏に、一塁を駆け抜けた時に右膝裏の張りを訴えて途中交代となった牧は、2022年7月以来1年10ヵ月ぶりにスタメンから外れた。

 

容態については何とも言えないが、ベンチには入ったので重篤な状態では無いと思っている。昨日のブログにも書いたが、今シーズン盗塁を6つ決めて走塁改革を引っ張っている事が少なからず影響しているのか気になるが、本人が一番理解をしていると思うので、トレーナーと相談しつつ無理の無いようにプレイをしてほしい。

 

そして筒香についても昨日のブログに書いたが、筒香は6番で10打数4安打、それ以外(3番・5番)で21打数1安打となっているので、6番にもどして欲しいと思っていたが、現状で牧が外れるなら筒香以上の4番打者は横浜にいないと思うので、筒香が入るしかなかった。

 

3番に佐野を入れて、4番筒香、そしてセカンドには8番で森が入り、京田が6番に繰り上がるラインナップ。

 

中日戦打率.542の蝦名は、中日戦得意な理由がある

大貫の立ち上がり、昨日マルチ安打の村松に初球のスプリットをヒットにされて出塁を許したが、山本をスプリットで泳がせてセカンドをアウトに取りり、その後京田のエラーで一死1.2塁のピンチを迎えたが、細川をカーブで引っ掛けさせて5-5-3の併殺に打ち取り無失点に抑える初回。京田が連日のエラーで守備が気になる。

 

その裏の攻撃、中日戦.579(試合終了時点で.542)の蝦名がスローカーブにギリギリまで我慢して引きつけ、センター前に落とすヒットで出塁。蝦名が中日戦に強いのは元ライバル細川の存在がそうさせているような気がする。あれだけ細川が打っていれば必要以上にアドレナリンが出ないわけが無い。

 

その後オースティンが四球で無死1.2塁のチャンスとなったが、柳と明大で同級生だった佐野がチェンジアップを左方向へ打ったが6-4-3の併殺となり、続く4番に入った筒香はフルカウントからアウトローのストレートに見逃し三振に倒れて先制出来ず。

 

筒香がメジャーに行く前の在籍時に"調子がよくない時は四球を狙う”と松井秀喜の教えを参考にしていると言っていたが、四球狙いだったとしても、この球を見逃すのなら復活には時間を要すと感じた。首を何度も振っていたが、明らかにストライクだった。

 

3回裏、一死から蝦名が初球を右方向へ打ち返し、ライバルの細川の頭上を超えるツーベースで出塁すると、オースティンが甘く入るフォークを引っ張った当たりが左中間へタイムリーヒットとなり先制。

 

味方の拙守に足を引っ張られる大貫

先制した直後のイニング、先頭福永の三塁への当たりを宮﨑がファンブルしてファーストへ送球できず。細川にはライト方向に打たれ、筒香の中途半端なスライディングキャッチでは捕る事が出来ず無死1.3塁のピンチとなり、続く板山をスプリットでファーストへゴロを打たせたが、オースティンの本塁への送球がファースト側に逸れて福永を還してしまい同点に追いつかれる始末。記録はフィルダースチョイスになっているが明らかな送球エラーに見えた。

 

一気に2つのエラーで大貫を追い込むバックには呆れてしまう。そもそも細川の打球も普通のライトなら捕れていた可能性があるので、三者凡退で終えていたかもしれないイニングだった。

 

同点で迎えた6回表、一死から板山とカリステに連続ヒットを打たれ、その後二死から球数82球の柳に代打で大島が打席に入った。柳はベンチで不貞腐れていたが、2球目のスプリットが甘く入り1.2塁間を破るタイムリーを決められて逆転を許す展開。

 

6回に無死1.3塁も得点出来ず、大貫はスタミナ切れで7回途中降板

6回裏、先頭の筒香がサウスポー齋藤のスライダーを引っ張り、ライト線を破るツーベースを放ち21打席ぶりのヒットで出塁すると、宮﨑がヒットで続き、無死1.3塁のチャンスを迎えたが、京田と山本は芸のない強行でフライアウト。

 

京田と山本は共に得点圏打率は3割を超えており、三塁ランナーが筒香だったので仕方なかったかもしれないが、だからこそ小技を使っても良かったように思う。昨日山本がセーフティスクイズを失敗した事も強行策になった理由の一つかもしれない。

 

続く今日ヒットを打っている森がストレートをフルスイングするも、全て空を切り空振り三振に倒れて追いつく事が出来ず。

 

マルティネスが出てくる前に最低でも同点にしなくてはいけない場面で何か出来る事は無かったのか。

 

6回を投げ終えて81球の大貫は7回のマウンドに上がり、先頭の村松を森のスライディングキャッチと強肩でアウトに取ったが、一死から山本にストライクが全く入らず歩かせた。明らかに疲れてきているピッチング。

 

この状況で7回のマウンドに上がるのは当たり前のシチュエーションだったが、4回の失策絡みでピンチを背負った事で思った以上にスタミナを消耗したのか。だとしても全く言い訳にならない。

 

その後、力を振り絞ってツーシームとスプリットを投げ込んだが、福永に内野安打、細川には左方向にタイムリーを打たれて1対3となり降板。「6.1回93球、被安打9、奪三振2、与四球1、失点3(自責2)」

 

三浦監督のWリクエストも判定変わらず

8回裏横浜は、先頭の筒香がレフトへのヒットで出塁。レフトの細川の守備にも助けられた感じだったが、マルチヒットになった事はポジティブに考えてよいと思う。

 

宮﨑が見逃し三振に倒れた後、桑原がヒットで繋ぎ、続く山本が松山が連投するフォークにバットを当てに行き、ライト前に落とすタイムリーヒットで2対3と1点差に迫り、森に代打で大和が送られた。

 

大和は右方向を狙うバッティングだったが、ファウルで追い込まれると、4球目のフォークを引っ張りに行き6-4-3の併殺に倒れた。その後セカンドの足が離れるタイミングが早かった事とファーストの際どいタイミングの二つにリクエストをしたが両方覆らず。

 

この場面、個人的には森に打たせて欲しかった。前の打席でストレートに全て空振りをした事で難しいと判断されたのかもしれないが、最近大和の結果が出ていないのと、今日ヒットを打っている森は相当な覚悟で打席に入っているはずなので、そういう森に期待をしたかったが、ここで大和を出さないなら大和が居る意味が無くなるし、こんな思いはただの結果論かもしれないので仕方がないか。

 

9回はマルティネスに抑えられて試合終了。

 

その他

今シーズン初めての同一カード3連勝はならず、波に乗れない状態が続いているが、今の得点力でこのカード勝ち越したのはポジティブに考えたい。

 

これから、6連戦が5月21日から交流戦が終わる6月26日まで続くが、DH制となる試合では弱点となっているディフェンスが強化され、投手に代打が送られる事も無いので、ピッチャーは少なくとも現状より守備を気にせず強気に攻める事が出来て、代打を送られる重圧からも解放されるので良い方向になる事が期待出来る。

 

とはいえ相手も、他のセ・リーグチームも同じ事だが、今の横浜の弱点が軽減されるので期待は高い。

 

その交流戦の前にヤクルトと広島との6連戦になる。牧の状態にもよるが、もし牧が出場出来無いなら、前キャプテンと元キャプテンでチームを引っ張って行く事になるかもしれないが、それがプラスになる可能性もあるし、現キャプテンが不在でも問題無いくらいのプレイで牧にプレッシャーをかける位の事を期待する。

 

 

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