今日も攻撃型オーダーで、ピッチャー以外は昨日と同じスターティングオーダーとなった。
筒香は昨日に続いてライトに入ったが、メジャーで守っていたとはいえ不慣れである事は拭え得ない。Npbにアジャストしている最中にライトを守らせて負担を掛けるのは問題があると思ったが、だからと言って佐野かオースティンにライトを守らすよりリスクは低いと首脳陣は判断したと思うし、筒香をそこまで優遇させないと表示しているのかもしれない。
中川颯はジャクソンが2軍で炎上した事もありチャンスを掴んだ
先発の中川は1週間前の5月11日に3回9失点と炎上したが、2軍調整中のジャクソンも同じ日に炎上した事もあり、今日も先発に抜擢された。
その中川颯の立ち上がり、先頭の岡林にスライダーを右方向へ引っ張られたが、ファーストオースティンのダイビングキャッチで打ち取り、二死から福永と細川に連打を許して1.3塁のピンチを迎え、続く板山に鋭い打球を打たれたが、オースティンの正面の打球で打ち取り無失点に抑えるピッチング。
コーナーを突くピッチングで悪くない立ち上がりに見えた。
オースティンは4月に肉離れをした時と同じシチュエーションでヒヤリ
横浜は今シーズン0勝2敗に抑えられている松葉に対して、初回に松葉と相性の良いオースティンがフェンス直撃のツーベースでチャンスを作った。
ここで思い出したファンもいると思うが、4月10日の中日戦で今日と同じ松葉からオースティンは今日と同じヘッスラでツーベースを決めたが、走塁中にハムストリングを肉離れしているので、同じシチュエーションでドキッとしたが問題はなさそうで良かった。
このイニング、続く筒香はインローのストレートに外野フライに打ち取られ、牧は低めに球を集められ、6球目インローに落ちるカットボールに空振り三振に倒れて得点出来ず、今日も松葉に苦しめられると思わされた初回だった。
中川颯プロ入り初ホームラン
しかし、2回裏先頭の宮﨑がツーベースで出塁すると、佐野のセカンドゴロで一死3塁となり、続く山本が初球のチェンジアップをレフトへ犠牲フライを決めて先制。
続く京田がヒットで出塁すると、中川が打席に立ち、初球のカーブをフルスイングで振り切り、打った瞬間に分かるホームランをライトスタンド中断に放った。
前登板の11日に特大ファウルを打ってスタンドを沸かせたが、今回は文句なしのプロ入り初ホームランで見事な自援護を決めた。
中川颯といえば桐光学園で4番エースだった事は横浜ファンではメジャーな話しだが、だからと言ってここまで見事なホームランを決めるのは難しい事。
甲子園で3試合連続ホームランを打った入江大生は打席数も少ないが未だにノーヒットだ。
牧が膝裏の張りで途中交代したが、盗塁の影響はあるのか
中川はその直後のイニングを3人で締めて試合の主導権を握った
3回裏、先頭の牧が四球で出塁すると、宮崎の2球目にスタートを切り、見事なスライディングで近本と1個差に迫る6個目の盗塁に成功。送球がワンバンになったとはいえ、成功率100%は凄い。
5回表、先頭の松村にヒットで出塁を許すと、続く石橋にも低めのツーシームを連打され、1.2塁のピンチとなり、代打大島の内野ゴロで一死2.3塁となった。
その後、ここまで打率.140台の岡林をツーシームで打ち取ったかのような当たりがポテンヒットとなり1点返されると、三好に犠牲フライを決められて3対2と1点差にされたが、続く福永を牧の攻守に助けられて勝ち投手の権利を握った。
5回を終わって66球の中川は6回表のマウンドに上がると、先頭の細川をスライダーで打ち上げさせて捕邪飛に打ち取り、続く板山、ビシエドを低めのツーシームで内野ゴロに打ち取るグラウンドボーラーのピッチングを見せつけた。
横浜は8回裏、牧がエラーで出塁したが一塁を駆け抜けた時に足を痛めたようで、治療を受けた後で代走の林が送られてそのままベンチに下がった。
右膝裏の張りで大事を取ったと三浦監督がコメントが出したが、明日スタメンで出れるのか心配だ。今シーズン走塁改革を率先している牧。その影響があるのかも気になる。
機動力野球も追加点奪えず、悪い流れも森原が締める
その後、牧の代走で出た林が2つの盗塁を決めて一死1.3塁とチャンスを広げたが、山本のセーフティスクイズが一邪飛、その後、宮﨑の代走柴田も盗塁を決めて二死2.3塁にしたが、京田はレフトフライで追加点が奪えず。
絶対に追加点が欲しい場面で3つの盗塁とセーフティスクイズで仕掛けた。つまりそういう野球をしたと思う。ここで点が取れなかったのは結果論でしかない。
最終回、4月26日以降の試合はセーブ場面で全登板の森原がマウンドに上がり、先頭の板山のショートゴロを京田のファンブルでランナーを出し、前のイニングからの流れが悪く感じたが、森原はいつも通りの笑顔で後続にストレートとフォークを投げ込んだ。
ビシエドには大きなファウルを打たれたが、フォークでセカンドライナーに打ち取り、松村には全球ストレート勝負で押し切るライトフライ。最後は山本にもストレートでライトフライに打ち取るピッチング。
殆どが山本の構えたミットに投げ込まれるピッチングで3対2のまま試合終了。
明日のスタメン予想
冒頭に書いたが、筒香がライトの守備に就いている事がバッティングに少なからず影響している可能性はある。この日も無安打で5試合ヒットなし。5月11日の決勝ホームランを最後に16打数0安打(ライトを守ってから8打数0安打)となっている。だからと言って休ませろとは思わないし、引き続き打席に立つ事でNPBにアジャストする事を期待するしかない。
チーム事情でライトを守る事がベターならそれで行くしかないが、打順について、6番で10打数4安打。それ以外(3番・5番)で21打数1安打となっている。当初は6番でいく事を公言していたが、3番、5番に入れてから打てなくなっているので、一旦6番に戻してみたらいいと思うが。
1番 蝦名 センター
2番 TA ファースト
3番 佐野 レフト
4番 牧 セカンド
5番 宮﨑 サード
6番 筒香 ライト
7番 山本 キヤッチャー
8番 森 ショート
9番 大貫 ピッチャー
牧の容態が問題無い事が前提のスタメン。連勝しているので、今日と全く同じ打順で行く可能性はある。しかし実際に点を取れていない(金曜2点、土曜3点)ので、今の打順に拘る理由はない。
筒香を数試合6番に入れてほしい。それと2試合連続ヒットを打っているとはいえ、ここ4試合で12打数2安打0打点の京田は今日の最終回にファンブルしているし、一旦外してもいいと思う。というか森を成長させる気があるなら使わないと。代走ですら使わないのは何か意味があるのか。同じ事が神里にもいえる。神里を使わないなら度会を下げてまで1軍に何故残したのか。
明日先発の大貫は中日との相性は良い。5月は良績を残すピッチャーなので、明日は好投する条件が揃っている。前の試合(8回1失点)と同じくHQS以上を期待したい。
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