7回表、この回からマウンドには横浜に入団後公式戦で初登板となった森唯斗。豪快な投球ファームからのナックルカーブカーブで塩見を空振三振に取ったが、村上に粘られた後のストレートを打ち返されて出塁を許すと、青木のセカンドゴロを牧がファンブル。併殺コースでチェンジになる場面だったが、このプレイで一気にヤクルトに流れが向いてベイスボールの確率変動となった。


サンタナに詰まった当たりのタイムリーを打たれるとオスナにもタイムリーを浴びて連続失点。外野が深く守っていたがため、悪い流れも手伝って悔しい連打になった。この後、川端のファーストゴロを佐野がトンネルしてこの回3失点目。少し難しいゴロだったかもしれないが最低でも止めないと。

 

森唯人は気持ちの整理が付かない展開となってしまい、この後、犠飛と連続タイムリーで2点追加され、トドメは塩見のショートゴロを石上がセカンドへ悪送球して更に2点追加され、この回7失点で0対8と試合が決まった。

 

たらればになるが、青木のセカンドゴロを牧がファンブルしなければ、森唯斗がこの試合最後まで投げる予定だったと思う。1イニング40球を投げた森唯斗は7回で降板して、8回から上茶谷がマウンドに上がった。

 

本来であれば、森唯斗から上茶谷のリレーは和やかな場面になるはずだったが、このような形での継投となり、上茶谷は連投で2イニングを投げる結果となった。

 

前日に目覚めさせた村上に先制HRを浴びる展開

大貫の立ち上がり、先頭の塩見にストレートとツーシームの速い球を投げ込み、147キロのストレートでライトフライに打ち取ったが打球が意外と伸びる。

 

続く村上には、昨日の流れと塩見の打球を見て嫌な予感がしたが、その予感が的中してしまった。バックスクリーン左に飛び込む今シーズン第一号を浴びて先制を許す展開。大貫は苦笑いをして引きずらず後続を断ち最小失点に抑えた。

 

横浜は石上を2番に戻して6番までは勝利した金曜日と同じ打線。レフトには井上を初スタメンで起用して、スタメンにルーキーが3人名を連ねるオーダーでスタート。

 

初回、先頭の度会は狙っていたかのように左方向へのヒットで出塁した後、ワイルドピッチと内野ゴロで二死3塁となったが、牧はチェンジアップに打ち取られ得点出来ず。

 

2回、3回の大貫はスプリットを決めて、2イニングで3三振を奪う力投。3回には塩見を四球で出して村上を迎えたが、ホームランを打たれたストレートを強気に投げ込み、4球目に鋭く落ちるスライダーで空振り三振に切って取った。

 

井上がプロ初安打でよい雰囲気になったが

3回裏、先頭の井上がインコースのカットボールを引っ張り、ライトへ公式戦初ヒットを決めた。思いっきりスイングするナイスバッティング。井上はオープン戦で9打数3安打(打率.375)と結果を残したが開幕メンバーに入れず、それでも2軍では60打数22安打(打率.367)2本塁打2盗塁と結果を残して、負傷したオースティンに変わって1軍のメンバーに入った。井上初ヒットおめでとう。来週もチャンスをもらえると思うので、持ち前のパワーでアピールしてほしい。

 

続く大貫が初球バントを決め、度会がストレートの四球を選び、打席に石上が入るとダイヤモンドはルーキ3人になる最高の場面となったが、石上は初球から強気にスイングしていき、2-1から4球目をスイングに取られたのが痛かった。7球目のチェンジを左方向に打ちショートゴロで1.3塁となり、続く佐野はインハイのストレートを引っ張った当たりが、ファーストゴロになり得点出来ず。

 

たらればになるが、石上の打席で4球目は振ってないように見えた。あれがボールなら展開は変わっていたと思う。石上の打席は全てボールだったように見えたので悔しいスイング判定だった。

 

大貫は踏ん張れず今シーズン未勝利のまま

4回表、一死からサンタナにストレートをセンターに打ち返されたが、大貫のフィールディングなら捕れそうな打球だった。続くオスナにはライト線に落とされる当たりがツーベースになり2.3塁のピンチになると、赤羽のセカンドゴロで1点追加さる悔しい展開。

 

4回裏、一死からエラーと関根の内野安打で1.2塁とチャンスを広げたが、関根の当たりはエラーに取られてもおかしくないプレイでも、内野安打になり4試合振りのヒットとなった。良いきっかけになって欲しい。

 

続く伊藤の内野ゴロで二死2.3塁のとなっが、井上は申告敬遠で歩かされ、満塁の場面で大貫が打席に入った。外国人投手なので打者が投手だと投げ辛いと思ったので意外にチャンスと思ったが、カウント1-1からのストレートでセカンドゴロに打ち取られて得点出来ず。

 

大貫は6回に内野安打とツーベースで無死2.3塁のピンチを迎るも、赤羽には低めに球を集めて空振り三振に取ったが、球数が99球になったところで交代。徳山がマウンドに上がり無失点に抑えたが、大貫にしてみれば屈辱の降板となった。今シーズン未勝利で投げ続けた勝ったと思う。

 

春先は結果を出せない傾向にある大貫だが、こういう起用も勝てない原因の一つなっている。にしても先週の巨人戦も今日の試合も踏ん張って欲しいところで打たれて先制を許している。数年前はスコアリングポジションにランナーをおいた時の被打率が非常に低かったが、最近はそのような結果になっていない。徐々に調子を上げてくると思うので次の登板に期待する。

 

この後、冒頭に書いたベイスボールで試合は0対8の完敗。

 

その他

話が二転三転している筒香だが、荻原統括本部長が「何も決まっていない」とわざわざ説明をしたのは何故なのか。良い方に考えれば、筒香から「声をかけてくれた他の球団に自ら断る前に決定的と記事を出されるのは困る」と言われたのかもしれない。

 

以下本部長のコメントは信憑性と情熱を感じる。一ファンとして見守るしかない。

 

「(世間の)外国人野手をずっと補強するべきじゃないかっていう論調は聞いています。でもそれは、彼がもし戻ってきた時に編成の大きなピースになるというふうに信じて、ここまで待っていたというのもあったので。それぐらい大事に思っている選手だと、本人にも代理人を通じて伝えています」

「できる範囲の中で、いわゆる最大の条件を出してるつもりですので。条件出したからあとはもう待ってるとか、そういうつもりではない」と今後も継続的に交渉を続けていく方針。

 

 

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