何年も前から菊池の攻守に得点を阻まれてきたが、広島の一二塁間は魔物。あの一二塁間を破る方法を考えるより、自チームの守りを強化する事が広島の一二塁間に対抗する方法だと思う。

開幕1.2戦の守りは良かった。今日もオースティンや石上の好プレイが目を引いたが、昨年のダメだった横浜の守りがあらわにされた。

失点にはならなかったが、2回表二死3塁から菊地の内野ゴロでランナーの坂倉を三本間に挟むランダムプレイになったが、その間に打者の菊地は2塁へ進塁。坂倉が上手く挟まれたというより、横浜の守備がもたついているように感じた。昨年のバウアーがブチ切れたプレイを思い出したが、あの時の捕手も伊藤光。あの時はオールセーフにしたのでマシにはなっているのか。

そして今日の勝負を決めた8回表のプレイ。この回から上茶谷がマウンドに上がり、一死1.2塁で堂林と相対すると、初球のカットボールをレフト前に打たれたるも、打球が浅かったので2塁ランナーの野間は三塁に止まったが、レフト佐野はどこへ返球したのか。ホームへ投げたのなら大きく1塁側へ逸れて、伊藤は捕る事が出来ず、慌ててカバーに入ったオースティンが逸れたボールを捕りホームへ送球したが、間に合わない事は明らで、伊藤はまだ本塁まで戻れて無い状況なので闇雲にボールを投げているようにしか見えない。絵に描いたようような草野球を演じて、野間と小園に還られて2点を奪われた。

シーズン終盤このようなプレイがで起きたら命取りになる。2回のランダムプレイも8回の返球処理もプロなら問題なく処理出来るはずだが、如何に冷静な対応が出来るかだと思う。それが出来るように取り組んでほしい。

 

大貫QS達成も69球で降板

大貫の立ち上がり、先頭の野間に高めのストレートをライトウォーニングゾーンまで飛ばされるも打ち取り、田中には変化球を交える配球で6球目のスライダーを引っ張られて1塁線を抜けそうな当たりだったが、オースティンの好捕で打ち取った。小園にはヒットを許したが、続く堂林はツーシームで詰まらせてピッチャーライナーに打ち取る内容。風がある中ボールが高めに浮いているので少し不安を感じる立ち上がり。

 

1回裏、先頭の渡会はフォークにつられて空振り三振。度会はファウルとアピールしたが当然受け入れられず。続くオースティンがインコースのストレートを力で引っ張りレフトの左を抜けるツーベースで出塁すると、佐野のセカンドゴロで3塁に進み、牧の四球でランナー1.3塁にすると、宮崎がシュート回転するストレートを右方向に打ち返し、ライトの右を抜けるツーベースで先制点を挙げた。

 

その後梶原は右脚に死球を喰らい昨日から引き続き異様なムードが漂う。この死球で満塁になったが伊藤はアドゥワのストレートに詰まらされるレフトフライに倒れて追加点は奪えず。

 

2回表、先頭の秋山に四球を与えると、坂倉にスプリットを狙われたかのように掬い上げられるバッティングでヒットを打たれると、秋山はサードに進み、サードに送球されている間に坂倉がセカンドを盗む好走塁を見せつけられた。そして田村に内野ゴロにされて同点に追いつかれる。昨日までら横浜がやっていた事をやられて追いつかれる嫌な流れ。

 

2回裏、度会の2打席目は逆方向へ上手く打ったがセンターの守備範囲で出塁出来ず。3回表一死から田中への初球、ど真ん中のストレートを捉えられるソロホームランを打たれて1対2と勝ち越しを許した。

 

続く小園へ投じたストレートが右太ももへの死球になるとレフトスタンドは騒いでいたが、さすがに呆れた。その後、広島の投手はインハイへの投球が目立ち、伊藤光は死球を受けた(ラッキーな死球だったが)。選手同士はいがみ合っているようには見えなかったが後味の悪い雰囲気。

 

4回表一死から坂倉にカーブを2回と同じようなバッティングで打たれたが、次の田村の打席で坂倉の盗塁を刺して無失点に抑えると、その後はひょうひょうと投げる大貫らしいピッチングになった。

 

6回表は先頭の田中にスライダーとスプリットを低めに集め、最後はゾーン内に落ちるスプリットで見逃し三振に取ると、二死から堂林をアウトローに落ちるスライダーで空振り三振に切って取った。

 

大貫は尻上がりに調子を上げて、この回を終えて69球だったが、6回裏の攻撃で二死から伊藤と石上の連続ヒットで1.2塁のチャンスで打順が回ると代打を送られた。

 

1点差で負けている場面なので致し方ないが、これが東や今永、もしかしたら平良でも交代をしなかったと思う。今年も大貫への信頼はこの程度で、勝ち投手の権利がない場面でも容赦なく交代される事が予想出来た。

 

代打に送られたのはプロ初打席の松尾。初球から行くと決めていたと思う。甘く入るスライダーを打ち損じるファーストファウルフライに倒れて大貫の勝ち投手は無くなった。

 

 

7回表はウィックが今シーズン初のマウンドに上がり力強いストレートを投げ込んだ。秋山に打たれ、菊池に四球を与えるなど安定感は感じられないが、松山との対戦ではギアをマックスに上げてマックス154キロのストレートを投げ込み、最後はストレートが甘く入ったが、力がある球だったのでセンターフライに打ち取った。

 

その後、冒頭に書いた返球処理でなどで1対5になると、横浜は7回以降1安打に抑えられてそのまま試合終了。

 

その他

4回裏、梶原がストレートを捉えてセンター前に今シーズン初ヒットを決めたかに見えたが、菊池の完璧なジャンピングキャッチに阻まれて初ヒットにならず。昨日は桑原がセンタースタメンでヒットを打ったが、今日改めて梶原がスタメンで起用をされて良い当たりを放った。火曜日からの阪神戦、阪神の先発は、村上(右)、伊藤将(左)、西勇(右)が予想されるので、引き続きスタメンで起用される可能性は高い。

 

度会が今日5打数0安打で終了し、スタメン起用された試合の連続安打は止まった。フォークを中心に投げらた印象が残ったが、来週からも同じような配球で攻めて来る可能性がある。渡会のバットコントロールがあれば、大魔神レベルのフォークで無ければアジャスト出来ると思う。

 

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