オープン戦最終日、横浜は3対2で日本ハムに勝利して7勝6敗5分けに終わった。オープン戦の勝ち負けや順位は全く気にしていないので、たった今、勝敗数と6位で終了した事を知った。

オープン戦では毎日のように度会の記事を見て、その他では盗塁数について多く取り上げられた。横浜は12球団で最多の24盗塁(2位は日本ハムの18)を記録してシーズン143試合に換算すると「191」盗塁ペースになるらしい。

この日、オースティンが四球で出塁後、佐野のセンターフライで2塁へタッチアップを決めた。20日のオリックス戦ではセンター前ヒットの間に1塁から一気に3塁への走塁を見せている。牧が積極的な盗塁を試みるなど昨シーズンまで足のイメージがない選手が走塁改革を意識しているのは非常に良い。

具体的な数字を探せないのだが、盗塁以外での走塁の得点貢献を示すUBRについて、クローズアップして取り組んでいってほしい。

盗塁については、最近の試合で失敗が目立ってきていたのも事実。この日は、日本ハム田宮の肩に度会がオープン戦で初の失敗を経験し、梶原も失敗をした。シーズン開幕後、オープン戦のようにグリーンライトで走らせてくれないだろうし、盗塁や走塁で失敗も沢山出てくると思うが、継続しないと優勝が出来ない事はラミレス時代からの数字で証明されているし、来シーズン以降の為にも継続する事はマストになる。

 

度会は初の猛打賞を決めてオープン戦首位打者になる

1回表、先頭の度会は0-2から上原が投じたフォークにバットを当てにいき、レフト前に落とすバッティングで出塁。その後オースティンの4球目にスタートを切ったが田宮のストライク送球にアウト。

 

3回表の打席で、フルカウントからカットボールをセンター前に打ち返すバッティングで3試合連続でマルチを決めると、6回表にはセーフティバントを決めてオープン戦で初の猛打賞を決め、この日規定打席に達して首位打者も決めた。

 

度会はスタメンで出場した試合は連続ヒットが止まらないままオープン戦が終了した。開幕後はオープン戦のように上手くはいかないと思うが、バットコントロールと足、そして強靭なメンタルがあれば、試練も乗り越えてくれるだろう。

 

大貫は登板日が変更になっても心配ない

大貫の立ち上がり、二死から万波に甘く入ったスライダーをヒットにされたが、マルティネスにツーシームとスプリットのコンビネーションで粘られるとスライダーで空振り三振に取る内容。ツーシームに威力を感じるピッチング。

 

大貫は試合が進むにつれて余裕を出してきた。4回表は万波にコーナーを突くストレートで見逃し三振に取り、5回には2安打を許すも石井を低めのスプリットで空振り三振に取るなど無失点に抑えた。低めからさらに落ちるスプリットで空振りを取るのだからホーム付近で落ちるキレがある球なんだろう。

 

大貫はこの回でマウンドを降りた。「5回78球、被安打4、奪三振7、無四球、失点0」

 

当初の予定では4月2日の京セラ阪神戦、カード頭の先発が予想されていたが、何かの都合で開幕カード3戦目の先発が濃厚だ。どういう意図で変更にしたのか分からないが、昨年の大貫対阪神戦が0勝1敗防御率5.00が引っ掛かっているのか。それでも、カード3戦目に大貫に投げさせるのは、貯金を増やすに良い案だと思うのでポジティブに考えたい。

 

ショート石上とセンター梶原が一歩リード

2回表、先頭の梶原がストレートをレフトに流すバッティングで出塁。全くサウスポーを苦にしないバッティングを続けている梶原。開幕戦スタメンを引き寄せた。

 

続く石上はカットを打ち返しセンター前ヒット。石上はスタメン出場したここ2試合でヒットが出ていなかったので開幕戦のスタメンが微妙だったが、この日ヒットが出たのは梶原と同じく開幕戦スタメンを引き寄せた。

 

その後、伊藤の併殺で二死3塁となり、石上とショートスタメンを競っている林がストレートを左方向へのタイムリーヒットを決めた。

 

宮﨑が体調不良で連日でスタメンを外れたのは気になるが、宮﨑が予定通り開幕戦にサードスタメンで出場するなら、ショートスタメンを誰にするか三浦監督は悩ましいと思った矢先の4回表、先頭の石上が低めのストレートをライトへ引っ張るヒットで出塁すると、伊藤の3球目にスタート切ってオープン戦5個目の盗塁を決めた。ライバルの林が2回にタイムリーを決めたので、石上は塁に出たら絶対に走ると決めていたと思う。

 

その後、満塁の場面から大貫は一球も振らず押し出しを選び1点追加。

 

先述した通り大貫が5回でマウンドを降りたので、6回から継投になった。山﨑、伊勢の連投や森原の状態を確認すると思っていたが、登板したのは松本、石川、上茶谷、そして最後のセーブ場面で投げたのは徳山だった。

 

7回裏二死から梶原が山本が投じた低めのストレートを打ち返しすセンターのヒットでマルチを決めた。その後石上の6球目にスタートを切ったが、田宮の送球に刺されて失敗。

 

8回裏は上茶谷がマルティネスにホームランを打たれたが、カットボールが決まらないとストレートを甘いコースに投げて打たれる内容。勝ちパターンでは使い辛い。

 

9回表二死から桑原が打席に入り、田中正義のフォークやストレートに食らいついて粘ると9球目のスライダーを泳ぎながらレフト前に持って行くヒットで出塁。梶原がマルチを打ったので桑原も必死だ。開幕カードの広島戦は九里、森下、アドゥワが投げるならオール右投手になる。梶原がスタメンを飾る可能性が高そうだ。

 

9回裏、1点差のセーブ場面でマウンドに上がったのは徳山。マックス153キロのストレートで押しまくるピッチング。最後は江越にコーナーを突くストレートを投じて見逃し三振に取るピッチングを見せた。

 

26日からのハードオフ新潟は先発投手に注視

26日からハードオフ新潟で行われるオイシックスとの3連戦でジャクソン・石田or中川颯・濱口or小園が先発すると思う。この日横須賀でケイと森唯斗が先発して悪くない内容だったらしい。しかしこの日に投げたという事は、東・平良・大貫が投げる事がほぼ確定の表ローテになる。なので、ケイと森唯斗は2軍で調整をする可能性が高そうだ。

 

1年間ローテーションを守る投手はシーズンで1~2名の時代になっている。ケイ、森唯斗、濱口or小園には必ずチャンスが来るので腐らず調整をしてほしい。

 

 

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