前登板では球に力強さを感じなかった小園がこの日は初回に多く投げたストレートに力強さを感じ、苦しむ場面もあったが4回を無失点に抑えて格好はつけた。

 

立ち上がり、先頭の岡に対して146から148キロの力強いストレートを投げ込みライトフライに打ち取ると、続くホームランバッターのポランコに対してはスプリットを混ぜる配球で8球目のストレートで捕邪飛に打ち取った。続く藤原にはスプリットを上手くすくわれてライトヒットを許したが、山口をスプリットでファーストゴロに打ち取る内容。

 

空振りが取れないのは変わらないが、ストレートでフライアウトに打ち取るのは今の小園の持ち味なので悪くない立ち上がりと思えた。

 

2回表無死一塁から中村に対して6球目のストレートで空振り三振に取った。ボール球だったがキレてるんだろう。しかし気温や風の影響なのか打者を簡単に打ち取れない。森敬斗の好捕に救われて2回を無失点に抑えるもこの回を終えて49球を要す内容だった。

 

3回表、先頭の岡を初球カーブでサードゴロに打ち取ると、ポランコにカーブ、カット、スプリットの変化球で三球三振ち取り、藤原をストレートでファーストフライに打ち取り三者凡退で締めた。

 

4回表はオール変化球でランナーを三塁まで進めたが、この日決め球で多く投じたカーブで最後を締めた。前登板時と同様に立ち上がりは悪かったが尻上がりに調子を上げる内容。ストレートが良くはなっているが、殆どが変化球で打ち取っていたので、次はストレートで決めれるような投球を見せて欲しい。

 

あと2回は長いイニングを投げるチャンスをもらえると思う。満足しているようなコメントを見たが、反省点も多かったと思う。松尾の配球もあったと思うが、ストレートに磨きをかけて欲しい。

 

度会は開幕戦1番バッターの有力候補だが

1回裏、先頭の度会がサウスポーメルセデスのストレートを逆方向へのヒットで出塁。これでオープン戦5試合連続安打となった。2月の対外試合を合わせると8試合連続になる。渡会は開幕戦1番バッターの有力候補だが、どうしても松本啓二郎と被ってしまう。無理に1番じゃなくてもいいのではないか?他の打順でテストをして結果を残してから1番を打たせる事は考えないのか?と思ってしまう。

こんな心配は杞憂に終わらせるメンタルとフィジカルを持っている選手だと思うが。

 

宮﨑は今年もスタートダッシュを決めれるか

宮﨑は、2回裏に四球の牧を一塁に置いて打席に立ち、インハイのストレートを上手く引っ張るヒットでチャンスを広げるバッティング。4回裏には先頭で打席に入り、ストレートを打ち返すピッチャー強襲のヒットでマルチ安打を決めた。宮﨑は昨年のオープン戦でも調子が良く、そのままシーズンでも5月下旬まで4割を打っていたので今シーズンを期待が膨らむ。

 

中川楓がまたも4イニング無失点ピッチング

5回表からマウンドに上がった中川楓はこの日も素晴らしいピッチングを見せた。

本格右腕の小園の後に投げるので打者にとって打ち辛さがあったのかもしれないが、ロッテ打線を翻弄した。ゾーン勝負でコース一杯に投げ込むスライダーで打たせて取るピッチング。前登板に続いて4回を無失点に抑える内容でアピールした。

 

この調子が維持出来れば、ローテーションに入らなかったとしてもロングリリーフとして開幕1軍を充分に狙えると思う。セ・リーグではあまり見ないタイプだけに台風の目になってほしい存在だ。

 

 

兄弟対決

7回裏、ロッテのマウンドには東妻がマウンドに上がり、森がショートのエラーで出塁した後、林の代打で弟の東妻が打席に入る兄弟対決となった、ツーシームの早い球勝負となり、2球目を打ち上げた打球がセンターに舞い上がり、和田が落球するような結果のツーベースとなった。東妻はオープン戦5打席目にして初安打となったので少し気が楽になれれば。これからも与えられたチャンスで結果を残していきたい。

 

オープン戦でもあるし、だったら小園対松川も見たかったと思った人も多かっただろう。

 

伊藤光は生き残りを賭けている

8回裏二死二三塁から打席に入った伊藤が、サウスポー中村の投じた甘いツーシームを上手くバットに乗せるとレフトスタンド中断に飛び込むスリーランを決めた。一軍の捕手は3人制になるだろう。バウアー次第で伊藤がボーダーラインに立つ可能性は充分にある。打つ方でアピールしたい。

 

9回表は三嶋がマウンドに上がり140キロ台後半のストレートを投げ込み三者凡退に抑えた。それほど切れているようには見えなかったが球に重さがあるように見えた。球速はこれから更に上がっていくはずなので順調にきていると思える。

 

足を絡めた得点を

3回裏一死から林が素晴らしいバットコントロールでライトへのヒットで出塁すると、続く渡会の打席で初球に盗塁を決めて無死二塁とチャンスを広げ、渡会の内野ゴロで三塁へ進み、オースティンの力強いレフトへのタイムリーで得点をあげた。オースティンの打球が鋭かったので三塁へ進塁出来ていなければ得点出来なかった場面だった。続く佐野もヒットを打ったのでどちらにしても得点には繋がった事になるが、今シーズンこういう得点シーンを多く見せて欲しい。

 

次のオープン戦は明後日3月8日(金)の日本ハム戦になる。先発は平良あたりになるのか。もしかすると東が開幕戦の金曜日に合わせて登板をしてくるかもしれない。

 

今後のオープン戦でもチャンスは平等に与えてほしいし、オープン戦とはいえファンとしていろんな選手を1軍の試合で見せてほしい。

 

 

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