開幕2戦目の先発が予想されるガゼルマン。

パスポートの盗難に遭い来日が遅れた影響もあり、先週の登板では4回84球でマウンドを降りている。今日はオープン戦最後の登板になるので、昨日の石田に近い内容が期待されたが結果は【5.1回96球、被安打6、奪三振2、与四死球4、失点5】となった。


【先発ローテーションについて】

熾烈な開幕ローテーション争いの中でガゼルマンは当初からローテーション入りが確定しており、開幕投手候補にも上がっていたが何故なのか。昨年終盤に3試合に先発して合格点だったのは確かだが、一昨年のロメロには及ばない内容だった。
おそらく、石田・ガゼルマン・笠原・濱口・平良・東が3/31から4/6までの先発だろう。ガゼルマンは来日が遅れた事も多少は影響していると思うので、上茶谷との競争をさせるなど検討の余地はあると思うが、現時点でその可能性は低そうだ。

 

【内野開幕スタメンについて】

今日から宮﨑がスタメンに復帰した。普通に考えれば今日スタメンの1番佐野、2番宮﨑で開幕戦を戦う可能性が高そうだが、開幕戦の阪神先発が青柳だとサードに宮﨑を起用するのか定かでは無い。そうなるとオープン戦で一番アピールしている林が宮﨑に代わってサードに入る可能性が出て来る。

今日で27打席ノーヒット「25打数0安打12三振2四球」の森をここまで使い続けるという事は、少なくとも開幕カードはショート森で行く(信じ難いが)可能性が高い。

WBC出場の牧は今日の出番は無かったが、あと1週間あれば開幕戦までには間に合わせるはずだ。因みに山川は今日スタメンで出場している。

 

今日の時点で開幕戦の内野は以下2パターン考えられる。昨年終盤とCS初戦は青柳対策を徹底させていた。しかし開幕戦を青柳対策で戦うかは、三浦監督自身も未だ決められていないかもしれない。もしデフォルトで行くなら開幕カードで林がスタメンに起用されない可能性が高い事になるがどうなるのか。普通に考えればショートを林でいくべきだと思うが。

デフォルト(一)ソト(二)牧(三)宮﨑(遊)森

青柳対策 (一)佐野(二)牧(三)林 (遊)森

 

【打撃成績】

 

4番に入ったソトはWBCから復帰後初ヒットを放った。ストレートを引っ張っりレフトの鈴木がスライディングキャッチを試みたがグラブに当てて落とした為ヒットになった。ソトはセカンドを狙いタッチアウトになったがタイミングはセーフに見えた。リクエストしていればセーフになっていたと思うので、ソトの走塁は間違えていない。しっかり次の塁を狙う走塁だった。

 

6番でセカンドに入った林が今日も結果を出した。2回の1打席目、積極的に振りにいき0-2と追い込まれたが、ここから持ち前の粘りを見せて7球目の外に落ちるスライダーを上手く捉えてレフト前にヒットを決めた。そして2球目にスタートを切ったが捕手からの送球が逸れたところにタイミング悪く滑り込みアウトになった。本人はセーフと思ったようで残念そうな表情を見せていた。
2打席目はセカンドのエラーで出塁。林の足が名手外崎の焦りを誘ったのかもしれない。すかさず盗塁を試みたがエンスに牽制をされ、セカンドへ向かったがアウトになった。これはエンスの牽制がうまかった。

このようにアピールをして結果を出しても、森が優遇されそうな雰囲気にどうしても納得出来ないのが本音。

スタメンマスクをかぶった伊藤は5回の打席でチェンジアップにバットを合わせてライト前にヒットを打った。オープン戦の打率は悪いが、状態は悪くないと思うので開幕カードのどこかでスタメンマスクを被る日はあると思っていたが、5回裏柘植のファウルボールが膝に当たり、治療にに入りそのまま山本祐大と交代した。大事を取っただけと思いたい。


6回に大田の代打で打席に立ったアンバギーは、大曲のストレートをライト前に久々のヒットを打った。3月14日の1打席目に内野安打を打って以来のヒット。9回の2打席目ではアウトになったが、レフトウォーニングゾーンまでいい当たりを飛ばした。外国人枠に余裕があり、蝦名がリハビリ組になったためアンバギーが開幕1軍に残る可能性はある。今日の結果と内容がきっかけになると嬉しい。

伊藤に変わりマスクをかぶった山本は7回の1打席目にストレートを引っ張りレフトを抜けるツーベースを打った。これでオープン戦の成績は13打数6安打で.462となった。2018年からの通算打率が.146の山本の課題はバッティングと言われ続けているが、何かきっかけがあったのか素晴らしいバッティングを続けている。

 

 

【投手成績】

 

開幕2戦目の先発が予想されるガゼルマン。
立ち上がり、先頭のペイトンにはストレート投げ込み4球目のチェンジアップを引っ掛けさせ打ち取り、マキノンと外崎はツーシームで打ち取る内容。
2回は先頭の山川、鈴木をツーシームとチェンジアップで見事に打ち取り、柘植をオールナックルカーブで三球三振に取る完璧な内容だったが、3回に平沼と愛斗に連続死球を与えた。平沼へのストレートは完全なコントロールミスで愛斗へのナックルカーブは運悪く愛斗の足に当たってしまったので致し方ないと思う。この回は2死球から犠打と犠飛のノーヒットで1点を失った。ここまでは最小失点だし問題ないと思う。

 

5回裏無死1.2塁から愛斗のピッチャー返しを見事なフィールディングで捕りセカンドランナーを刺して二死1塁にしたが、ここから四球、ヒット、ツーベースで一気に3点を失った。打たれたのは143キロのストレートと高めに浮いたスライダー。捕手が変わった事が影響したかもしれないが、打たれたストレートは143キロで力強さを感じなかった。

5回終了時点80球だったので6回のマウンドにも上がったが、1死から山川に真ん中に入るツーシームを完璧に捉えられてホームランを打たれた。その後四球と内野安打を打たれ96球で降板した。ガゼルマンについては冒頭に書いた通りだが、三浦監督は”心配していない”とコメントを残している。

その後坂本がマウンドに上がり、平沼にストレートを打たれたが、関根のバッホームでランナーを刺し、続く愛斗をセカンド林のナイスプレイで無失点に抑えた。あまり球数を投げてないので何とも言えないが、大事なところでは使いずらいピッチングに見えた。

7階に山崎がマウンドに上がった。昨日1イニング投げたので連投のテストになる。6球がストレート、2球がスプリットで最後はストレートを差し込ませてライトフライに打ち取った。ここで宮國と交代。宮國は連続ヒットと四球で満塁のピンチになった。ヒットはいずれもストレートを引っ張られていたので球威が無いのか。それでも満塁から山川を変化球で見事な三球三振に打ち取るなどアピールも出来た。宮國はロングが出来るので開幕1軍の可能性はあるが、この内容では競っている場面では起用しずらい。

8回は三浦が登板。四球でランナーを出したが、その後は強気にストレートで押すピッチングを見せていたのでアピールは出来たと思う。

 

【コメント】

明日が最後のオープン戦になる。去年の開幕1軍の構成は内野6人、外野7人だった。佐野がファースト兼用になので実質は内外野ともに6.5人になっていた。今年も同じ構成になるのか。

冒頭の【内野開幕スタメンについて】に記載した通り、ショートは森で行くのか。青柳対策でスタメンを組むのか。来週以降に予想をしていきたい。

 

 

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