【WBC】

昨日の試合が凄すぎたが決勝戦は独特の雰囲気があり、なんとも言えない緊張感の中、我らが今永の先発で決勝戦の幕が上がった。行けるところまでだったのか2イニングと決めていたのか定かでは無いが、2回を30球、被安打4、奪三振2、与四球0、失点1の結果を残した。最速151キロでイタリア戦や韓国戦と比較すると今一つの調子だったかもしれないが、必死に前を向いて投げ込む姿は素晴らしかった。

 

今永・戸郷・髙橋宏斗・伊藤・大勢・ダルビッシュ・大谷 超一流投手が日の丸を背負って短いイニングを腕を振って投げ込んだ。そんな中でも個人的に感動したのが意外にも髙橋宏斗だ。20歳の若武者がメジャーリーガーが並ぶ1番からのアメリカ打線に真っ向勝負で投げ込む姿は痺れた。髙橋宏斗投手感動をありがとう。

 

超一流とはいえ7人も投手が投げれば、誰かしら複数失点をする可能性が高いと思ったが、全員を信じて起用した栗山監督は流石だった。その監督に結果で答えた選手達。栗山監督で無ければ大谷の出場はどうだったのか。ダルビッシュもこれだけ前向きな気持ちで出場をしてくれたのか。村上は復活出来たのか。まさに栗山監督だったから優勝をしたのだと思う。

 

素晴らしい戦いだった。本当にありがとう。

 

 

【オープン戦】

4月4日の横浜スタジアム開幕戦で先発予定と思う濱口が先発。本来であれば昨日が先発する日になるが、恐らく巨人を相手に手の内を見せたくなかったのだろう。濱口は5回100球、被安打5、奪三振4、与四球4、失点0
 

去年の夏以降に見せた四球を出さない濱口では無かったが、デフォルトの濱口らしい投球といえばそうだった。味方打者のリズムが悪くなるリスクはあるが、結果として点を取られなければ負ける事は無いとポジティブに考えたい。それでもシーズン中に昨年の夏以降に見せた無双の濱口に戻って欲しい。

 
【打撃成績】

 

今日も1番に入った佐野は最終回の4打席目にストレートを佐野らしく二遊間に打ち返し、セカンドに追いつかれたが内野安打となった。1番として途中交代なく打席に入った佐野。開幕戦の打順が気になる時期に入ってきたが、青柳相手が濃厚な開幕戦は、神里も森も開幕戦の1番に座る調子では無いし、林を1番に入れる事は流石に無いと考えれば、佐野が1番に入る可能性が現時点で一番高いかもしれない。

 

3番に入った楠本は小澤のストレートを打ち返し、セカンド宮本に追いつかれはしたが内野安打を決めた。その後盗塁を決めてアピールしてみせた。楠本は盗塁成功率が高い選手なので、出れば走ると言うタイプでは無いが、オープン戦では走りまくってアピールしてほしい。

WBC上がりのソトは4回の2打席目にストレートを振り抜き、スタンドインと思わせるファウルを打った。今日の結果は3-0だったが、ショートへ強いライナーも打っている。金曜からの西武戦では長打を打って良いイメージを持って欲しい。


森は7番に入り3打数2三振を喫した。森は打てなくなると地獄モードに入り三振の山を築く。3月12日の第四打席から「19打数0安打9三振1四球」の結果。前に飛ばさないと内野安打も狙えない。これで開幕戦ショートスタメンとか言ったらさすがに笑われる。一旦2軍で復調を待った方が良いのではないか。

9番に入った柴田は今野のストレートを打ち返してセンターにヒットを放った。オープン戦では得意の守備でも精彩を欠く事が見受けられるが、後が無くなってきている状況なので、貪欲に今日のように攻守でアピールして欲しい。

最終回代打で打席に立った大田は、ストレートを大田らしく引っ張ってレフト前に持っていった。大田は昨年の阪神戦で33打数14安打(打率.424)の結果を残しているので、開幕カードでキーマンになるかもしれない。状態は良いと思うので、最低でもキープしていきたい。

 

【投手成績】

 

先発濱口の立ち上がり、2番の青木に全球ストレートを投じ、高めにボールが浮いてしまい四球を与えた。続くサンタナに初球を狙い打たれてヒットを許し1死1.2塁となったが、オスナにもストレート勝負をした結果、三塁線に抜けそうな当たりを林が素晴らしいグラブ捌きとジャンピングスローでゲッツーに取って無失点に抑えた。2回以降も四球とヒットでランナーを許すが、ストレートを中心にフォークとスライダーとチェンジアップを織り交ぜて得点を許さないピッチングを見せた。
3回にはランナーを出しながら、丸山を今日最速の147キロのストレートで空振り三振に取り、サンタナにはフォークとチェンジアップのコンビネーションで完全にタイミングを外し空振り三振に抑えた。

 

冒頭にも書いた通り、これが濱口持ち味ならそれでいいと前向きに考えるが、昨年の夏以降に見せた姿を取り戻してほしい。

6回から三浦銀二がマウンドに上がった。ワインドアップから変化球が多めの配球で無失点に抑えたが、小手先で抑えようとしているように見えてしまう。赤羽を三振に取ったようなストレートに磨きをかけて欲しいと感じる。

先日右腕に打球を当てて降板した入江が7回にマウンドに上がった。今日は打者2人に投げて三嶋に交代した。入江本人は少し驚いている仕草をみせていたが、三浦監督は予定通りといった表情にみえた。神宮のスピードガンは球速が出ない印象だがストレートは142キロと普段より約10キロ遅いのが気になる。大丈夫なのか。
三嶋はカーブ1球で丸山を打ち取りお役御免となった。イニング途中から登板をさせたかったのだと思う。

8回のマウンドに石川が上がったが、やはりランナーを出すとストレートの力強さが落ちるように見える。カウントが悪くなると甘いところにボールを置きにいくよなピッチングになり打たれる。左の中継ぎとしてブルペンに入って欲しい投手だが4試合連続失点となり厳しい立場になった。
 

【コメント】

侍ジャパンメンバーの今永と牧について、チーム合流は「直接本人と話をしてから考えます」と三浦監督は言っていた。おそらく牧は24日からの西武三連戦のどこかでスタメン出場をしてくるだろう。今永はどうなるのか。横浜でWBCに出場した投手の前例がないので、ちょっと見当つかない。4月7日の中日戦あたりを目標に仕上げるのか。

 

平良が2軍戦で5回79球、被安打3、奪三振7、与四球1、失点0の投球をした。以前にも書いたが2020年はオープン戦の内容が悪かったが、開幕後初登板で5回まで巨人打線をパーフェクトに抑えているピッチングを見せたので、きっちり仕上げて4月5日の巨人戦に先発してくれるはずだ。

 

試合に出てコンディションを整えるタイプの宮崎が体調不良で欠場した。開幕前なので無理をしなかったのだろう。打撃好調だったので調子落ちが心配されるが、24日からの西武戦では元気な姿を見せてほしい。

 

バウアーは24日に入団会見を予定しているらしい。今月中に2軍で登板出来れば順調な仕上がりと見受けられるがどうなるか。3月28日からは平塚で3連戦、4月4日から横須賀で3連戦が組まれている。

 
 

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