緑side
がちゃ。ヒューゥ。
ガコンガコンゴツッ!
「いつぅっ!?」
風が強いためか飛んできたプラスチック製のバケツが私の頭に直撃した。
このバケツは私に恨みでもあるのだろうか。
それともその誰かの恨みがこのバケツに乗り移ったのだろうか。
だが私は残念ながら恨む側だ。
そして、今、恨むべき輩がいるのだが、皆の者。分かるか?
それは、私の隣でお腹を抑えながら笑っている黒峰零(コイツ)だ。
「ぷwwwwwぷwwwぎゃwwwwwあwwwwwぶふぉぉぉぉわぁぁっwwwwwww」
右手を口に当てて、左手で私を指をさす。
m9(^Д^)(ぷぎゃー)のポーズである。
こ、コイツ....「他人の不幸は蜜の味」か?
「他人の不幸は蜜の味」といえば、あの二人が思い浮かぶ。思い出したくない。私は被害者だっっ!理不尽なんだよ!!
それにしても、今日は12月24日のクリスマスイヴ。12月下旬とあって、それなりに寒い。そんなときのために、持ってきたマフラーをつける。私の好きな深緑のマフラーである。実は、1ヶ月ほど前に、零さんから、私達にイメージカラーと、名前のイニシャルの刺繍が入っている。ちなみに、イメージカラーは私は緑(深緑)、莉夢さんが青(水色)、彩葉さんが黄色である。
イニシャルはそれぞれ、魔桜のM、莉夢のR、彩葉のIだ。
「あ、つけてくれるんだ。」
やっと、笑いを沈めた零さんがこらえた状態で話しかけてきた。
「まぁね!!」
ちょっと強い口調で説教をしようとしたそのときだ。
「いってきまーす!」
同じく黄色のマフラーをした、彩葉さんと水色のマフラーをした莉夢さんが来た。
だが、莉夢さんが見慣れないシュシュをつけていることに気付く。
「それ、どうしたの?」
と聞くと
「ふふふ~!彩ちゃんにクリスマスプレゼントもらったの!いいでしょ!!」
気分って怖い。
「2人にもあるよ~w」
彩葉さんがニコニコしながら言う。
「私にも?」
「もちろんっ!はいっ!」
彩葉さんが零さんに差し出したのは黄色のヘアピン?
「...せっかくだから、つけておく。」
と言い、ヘアピンを左につけていた。
「はい!魔桜さん!」
何これ.....可愛い!!
彩葉さんが差し出したのはヘッドドレス。
深緑の帽子に黒いレースがついている。
「すごい、魔桜さんらしいでしょ?」
クスクスと笑いながら話す。
「ありがと!!」
とお礼を言い、つけようとする...が、やり方知らんわ。これ。
とか思っていると
「出来ないの?こーやるんだよーww」
気分って怖い。
されるがままに、莉夢さんにしてもらい、ヘッドドレスは頭につけて、下でリボン結びにすることを知った。
青side
ここは。中央広場の噴水の前。
「ごめーん!遅くなっちゃった♡待った?」
「そんなことはないぞ♡俺も今来たばっかりだ♡」
「本当~?良かったぁ~♡ぎゅーっ♡」
「お前は甘えん坊だな♡さぁ、行こうか♡」
「....先生。リア充って、被曝してもいいものですか。」
私は、低いトーンで、隣にいる赤い人に問いかける。
「いいんじゃないでしょうか。すぐ、TNTを用意しなさい!」
「はっ!」
とは言っても、*TNTなんて持ってないんだけど。
今、私は、零さんと一緒に、他の二人を待っていた。他の二人は、現在トイレに行っている。だが、もうかれこれ10分なのだが....
「お待たせ~♡ぎゅーっ♡」
さっき聞いたことあるような言葉で、ゆうさんが、ぎゅっとしてきた。これは、日常茶飯事ではあるが、あまり好きではない。
「ゆうさん....」
はぁ...と思わず出てきてしまった、ため息が自分を嫌にしてく。
「およよ?ごめんごめんww」
そんなことなど気にしないなどというように、笑って返すゆうさん。
「駄目だよ魔桜さん!莉夢さんには好きなh「シャラファックアップっっ!!」
残念ながら、彩ちゃん。いくら親友でも、これは言わせたらいけないんだよ。
そう。彩ちゃんが言おうとした言葉は恐らく「駄目だよ魔桜さん!莉夢さんには好きな人がいるんだから!」であろう。からかわれるのだけは勘弁だ。
「あ~....そっかぁ~www」
これが、ゆういつ嫌いな零さんのところである。ゲスい。ゲスい。ニタニタしながら、察していたみたいだ。
(ぴょろろろろろ)
「あ、誰かLI◯Eきた。」
携帯を出し、見てみる。
画像が貼られていて「作った♡」という文字。画像は私の名前とあいつの名前を入れた画像が貼られていた。
とりあえず、「失せろ」と打って携帯の電源を切った。
「どーしたの?」
「なんでもない。」
とだけ返し、 さっさとスーパー行くよ。と素っ気なく返し、三人より、少し前に歩いた。理由は秘密。
スーパーでは、全員で悩んだ挙句、鍋に決定した。鍋にケーキって合わなくないか....?
そして、一同は、ケーキ屋に着く。
「お、おいしそー....」
残念ながら、私は甘いものが大好きなのである。ケーキなんて好物の一つだ。
「試食とかしてみたいね~ww」
なんて、冗談っぽく笑っていると
「よろしければ、どうぞ。」
と言って、店員さんがスプーンを差し出してくれたのだっ!
「「「「ありがとうございます!!」」」」
そして、一口ケーキを食べて“しまった”。
食べた瞬間に、景色がグルっと一回転して、店員さんが薄ら笑いをしていた。
と、ここで、私の記憶は途切れている。
~It continues to the next time~
*TNT=マイ◯クラフトの爆発物のアイテム。