?
「ンモゥ!アイツラノセイデ、コロセナカッタジャナイ!」
ガツンッ
「モウイイ、アトデ、マトメテシマツシチャウモンネ。ツギハアノオネェチャンカータエラレルカナ?アハハ、タエラレルワケナイヨネ、キャハハハハ、ダッテフツウノニンゲンハシンジャウモン。ミンナニワスレラレチャウモン。フフ、フフフ、アハ、アハハハハ、キャハハハハハ!」
ガリッ
「ア、チガデチャッタ、ナイフナンテ、スアシデフンヅケルモンジャナイネ。イヤ、コオリダネ。トコロデオネェチャン。イツマデソコニイルノ?オネェチャンカラコロシチャウヨ?アッハハハハ、ソンナニケイカイシナイデヨ。オネェチャンモスグ、ベツノジゲンニキオクヲナクシテオクッテアゲルカラ。ア、ケイカイスルノモムリナイカモネ。フフフ、アハハ、アッッハハハハ!ソレジャア、マタコロシニイクネ。マタアトデ、バイバーイ♡」
ヒヒュン
緑side
........
..........
.......................。
ザワザワザワザワ。
無。
.......何もない。いや、木が。木がある。
うーむ。ジャングルだろうか。よく分からん。
「これは....欅(けあき)の木?」
幹が濃茶で、背丈が高い。恐らく、欅の木だろう。
「それにしても、人が全くいない。他の3人は何処をほっつき歩いているのやら。」
もしかしたら、私がほっつき歩いている側なのかもしれないが。
「まったく....みんな、お子様なんだから。」
なんだか、莉夢さんが言いそうな言葉だ。
「♪~♪~♪~♪~」
ん?歌声?綺麗だな~そういや、教室でも、美術部組が
『莉夢さん!莉夢さん!さぁさぁ?』
『狂ったように?』
『『マカロン食べたーい!!』』
とかいうコント?をやってたなー?
あ、もしかしたら、あの二人か誰かがいるかもしれない!!
「おいら~伝説の~無責任ヒーロー~!!」
せっかくなので、歌ってみる。
だが、歌声はどんどん楽しそうになっていく。
そして、大きなユリ畑に入った。
おーきれーい.....
およ?
歌っている女の子は赤いワンピースで綺麗な黒髪、背は...莉夢さんより、少し小さいかな?
「ウフフっ」
歌が止み、女の子が無邪気に笑う。そこで不覚にも私は「可愛い」という感情を抱く。
だが、その感情はすぐ何処かに投げ入れることになった。
ヒュンと女の子は消え、とたんに、目眩がし、私は倒れこんだ。
ユリ畑の真ん中。なんでこうなるの?
「っうぐっえっおぇっ」
もしかして、毒が私の体の中に....!!
「うっわ~....これは酷い。あいつもやってくれてるわね~....」
眩む視界の中、私が目にしたのは藍色の髪をし、ツインテールをした女の子を見た。そして、女の子は
「ほっっっとうに情けないのね....こっちも忙しいのに.....」
という無残にプライドが崩される音がしたところで意識がなくなった。
~It continues to the next time~
赤side
みなさんにお伝えしよう。
さっきから驚きの連続だ。
まず、この街。
なんというか、タイムスリップしてしまったような、科学(?)がここだけ進みすぎてしまったのか、かなり近代的になっている。
んで、今は、さっき助けてもらったピンクの髪の女の子の家に来ている。またまた驚いたことに、お湯が一瞬で沸く、こう、なんていうんだろ。やかんに水を入れて、やかんの水の中を指差して一突きするとボッて音がして、そのときにはもう沸いてる~みたいな....?
とにかくすごいのだ。
それで、ピンクの髪の女の子のことだが、年は明らかに年上のはずなのに、私に敬語を使っていて、何故か私のことを「主」と呼ぶ。
うーん...なんでだろ。
「主、主?大丈夫ですか?」
ん?あ、少し、考えてたうちに時間がたってしまったのか。
「はい。大丈夫です。」
と返す。
「ところで、なんで私のことを『主』と呼んでいるんですか?」
「それは言ってはならないのです。申し訳ありません。」
やけに丁寧に言われたので、特別な理由があるとみる。
「それで、主。実は、私とあなたはーーー
ーーーというわけなのです。協力を願いたいです。私のためにも、主のためにも。」
それは.....納得が行く。何でこうなってしまったのか。
「分かった。」
「ありがとうございます。まずは、一緒に来たお仲間さんを探して、今言ったことを行ってください。」
私はコクンと頷く。
「あと、ここは、主達から見て異次元、多重空間があるので、見つけたら、必ずはぐれないようにしてください。奴は、いつ主達を殺りにくるか分かりません。もしかしたら、もう殺られてる可能性だって否定出来ません。急いで下さい。」
マジか....
「それじゃあ....」
と言って女の子は私の目の前に指差して一突きした。.....熱い熱いっ
「風林火山の『火』の力です。今は使いこなせなくても役に立つでしょう。あと、目が千里眼になっているので、それで、お仲間さんを見つけてください。あと、主犯の名前はサナコです。」
と女の子が言ったところまでは覚えている。
それから、数時間。そこからどうしたんだっけ?
ここは、何もない草原。女の子はここが、空間の狭間だという。
そして、四方には春夏秋冬と言える桜並木、ジャングル、紅葉した森、雪山。早速、千里眼を使ってみる....あれ?なんで千里眼の使い方知ってるんだろ?
うーん...とりあえず、使ってみるか。
千里眼を使った。見つけるまでは、迂闊に動いてはいけないのだろう。私の足が言っていた。
春のエリア(勝手にエリア化した。)を見渡し、いないことを、15分かけて、確認すると、夏のエリアに移る。
時は、春から夏になる。
~It continues to the next time~
赤side
春。桜が舞い散る季節。
『何故か』私は、春の2Eにいた。
私達、私立如月学院2年E組の教室は、校舎に行くまでの桜並木が窓の前にあり、この季節(春)は、桜が舞い散り、窓に近い席に座るとたまにだが、桜並木から、散った桜の花びらが席まで届く時がある。私も窓際の席で授業なんか放り出して、外の景色を見たり、先生の目を盗んで絵を描いたり、そのたびに莉夢さんに「授業はちゃんと受けなさい。」と言われ続けていた。
とまで、思い出した時にハッとする。他の3人は何処!?
そういえばすっかり忘れてた。この、教室の中には誰もいない。
「仕方ない...探してみるか...」
とぼやき、階段を降りて、外へ行き、テニスコートへ行く。
「ここなら、魔桜さんがいると思ったんだけど....」
魔桜さんはテニス部だから、いるならば、テニスコートにいると、予想した私は、テニスコートに向かっていたのだ。
「仕方ない。次行くか....」
それにしても、地形とか、建物の形的には、如月学院で間違えはないはず、なのに、人の気配すらしない。
先生が、冬休み(?)でも、先生はいる。と言っていたはずなのに
とりあえず、少し歩き、新館に向かう。新館の1階には美術室兼美術部の部室でもある場所である。ここに、私と同じ部活の莉夢さんがいるのではないかと思ったからである。
「.....はずれかー.....」
美術室もまた、テニスコートと同じようにガランとしていた。私は少しため息をついてから、音楽室へと向かった。目的は彩葉さんの所属部活である、吹奏楽部の部室だからという理由だけではない。実は、吹奏楽部は、パート練習のときに、楽器によって、使う教室や場所を振り分けて行っている。彩葉さんはパーカッション。つまり、よっぽどのことがない限り、音楽室から動かないパートというのは元吹奏楽部(小学校のとき)の莉夢さんから聞いていた。
だが、音楽室に至っては、扉を開ける前にいないということが分かった。
理由は、二つ。
一つは、音が漏れていない。ということ。吹奏楽部は、窓を開けているから、いつも、美術室から音は聞いていた。なのに、こんなに近くにいて、聞こえないというのはあり得ないからだ。
もうひとつは履物がないこと。
音楽室は履物を脱いで入るため、土足ではいる人はいないからだ、
「....なんで...いないの?とりあえず、教室に戻らなきゃ...」
先輩の教室を抜けて、2年生の教室へ。一番奥の2ーEという札がある教室に入り、目を瞑り、深呼吸。
「.......ッ」
黒板をみたとき、紅く書かれている文字。
『ここ空間にはお前しかいない。』
大きく、大きく紅色に書かれた字は、私を恐怖に誘い込むような感覚だった。
そして、背筋がゾクッとする。誰かに見られてる!?
「ウフフ、フフ、フフフフフ♪」
振り向いた視線の先には小さな女の子がいた。
赤いワンピースに濁りのない黒の長い髪。これが、白いワンピースだったらあれに間違いない。
「ネェネェオ姉チャン。一緒ニオニゴッコシマショ?私ガ鬼ヤルヨ。オ姉チャンは逃ゲテ?」
と女の子はジャキっとナイフを出す。
「捕マッタラ、コロシチャウカラネ?」
そして、イーチ、ニーィと数を数え始めた。その瞬間、ハッとする。
ダッシュで、隣の館に移り、3階にいき、その上の屋上を目指す。なんで屋上なのかは分からない。気分だ。
屋上の鍵は幸い古く、思いっきり蹴れば、バキッと開く。扉よ。ざまぁねぇな(ドヤァ)
そして、無防備に開かれた扉の奥には、赤い服を着た、女の子がいた。
「フフ、ミィツケタ。オ姉チャン。モウ....逃ゲラレナイヨ?」
じりじり、じりじりと、女の子は私に近づいてくる。じりじり、じりじり。
女の子が一歩進むごとに私は一歩後ずさる。
やがて、カシャンとフェンスにぶつかったのを感じると、そろそろ本格的にヤバいと感じ、女の子を見た。
「ウフフ、モウゲームオーバーダネ。オ姉チャン。マズハ1人。サヨナラ。オ姉チャン。」
素晴らしい勢いで、ナイフで刺そうとし、私の腹に向かってくる女の子にもはやこれまでか....遺書でも書いておけば良かったな。と思って目を瞑った。
ザクッ
確かに、この音がしたはずだが、痛くない。もしかしたら、痛いと思わないくらい痛いのかもしれない。
最後に自分の体でも見て、逝くかと思い、目を開けた。が。
「アレッ!?アレッ?ナンデ抜ナイノ!?ンッ!ンッ!」
異様な光景だった。私に刺さっているはずだったナイフが、害のないようになのか、氷で固められているのだ。そして、女の子は、そのナイフを氷から抜こうとしている。
もしかしたら、これチャンスじゃないか?
今から、学校を離れれば、いける....!
『飛び降りなさい。身を投げ捨てるのです。主。』
.....え?
またもや、異様な光景。今度は私の体が宙へ舞う。そして、フェンスを超え、Let's flyまで、残り30cm。そこで、丁度いいくらいの目眩がして、フラグ回収。そのフラグはGame over....つまり。死亡フラグ。回避不可能。
あー....死ぬなら、飛び降りより、刺されて逝く方が良かったなー.....
ぼふっ
.....ん?
今日は、驚くべきことが多すぎる。
「大丈夫デスカ?主。」
ピンクの二つ結びした女の子が、私を助けてくれるなんて、普通、思います?
~It continues to the next time~










