In god's name -4ページ目
こんちゃー
あんなにがたがた震えていた体も
時間がいつの間にか体を温めていたみたいで
止まっていた
吐く息は
相変わらず白かったけど
寒さなんてとうに忘れていた
星が
プラネタリウムみたいに
線と線でつながっているように見えて
一人で
すげー
なんてはしゃぎながら
眺めていた
立ち止まっては
歩き
立ち止まっては
歩き
こんな夜にそんなことやってたら
不審者に思われるだろうな
なんて思いながらも
立ち止まっては
歩き
立ち止まっては
歩き
相変わらず
吐く息は白かったけど
今日はなぜだか暖かかった
そんじゃまたー
こんちゃー
自分の気持がわからない
自分のものだと思ってたのに
わからない
思ってることと
やってることが
全然合わなくて
本当にわからなくなってくる
俺はなにがしたいの?
どうしたいの?
何でこんなことしているの?
わからない
行き先を決めていた
行き先を見ていた
行き先に向けて歩いていた
でも
行き着いた場所は
どこかわからない
まったくの見当違いの場所だった
俺はどこに進みたいの?
そんじゃまたー
こんちゃー
終りが見えない
終わりが予想できない
終わりなんてないんじゃないのかとも思えてくる
ただただ
怠惰な毎日を送って
ただただ
なんとなく生きている
このままじゃいけない
そう思いながら
なぜ
俺は人間が作った枠の中で
わざわざ苦労してまで
つらい思いをしなければいけないのか
なんて
あほな考えが浮かんでは消え
浮かんでは消え
だめだ
今日は酒が多すぎたかな
そんじゃまたー
こんちゃー
わざと嫌われようと行動して
本当に嫌われてきているなと
実感すると
なんか
それはそれで悲しくなってくる
自分のせいなのに
なんでだろ
今日は学校の帰りいろんなお店に寄った
店の中のBGMはクリスマスの曲ばかり
うん
正直いらついてきましたw
自分が幸せな時は
幸せなくせに
つらい時は
呪いの歌のように聞こえるのはなぜだろう
帰り道
家々には様々なイルミネーション
綺麗だなー
きれいだなー
あー
いらつくw
キラキラと
幸せがにじみ出してるのが
俺には寒さより辛かった
そんじゃまたー
こんちゃー
欠点を見つけては
それを改善しようと
できるだけ頑張ってみた
でもそう簡単にうまくいかず
挫折ばかり
時々は
さらに悪いところが発覚して
もっと嫌になったり
いや
それでもあきらめないよ
諦めたら
そこで終わりじゃん
諦めたらだめ
やるんだよ
納得いくまで
自分のことだから
自分が納得できるまででいい
だから
そこまでやるんだよ
そう
自分に言い聞かせる
そういう自分であってほしいから
そんじゃまたー

