この1曲を深掘りしようと思います!
…深掘りといっても歌詞やコード進行からの推測に過ぎないから、1人のHayienファンが大好きな曲を調べてあれこれ並べてるだけって感じになると思う。
まず歌詞の意訳を。(↑の動画を流して聴きながら読んでみてね)
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What I′m aiming for
Narrows down my sight but never my attention
Waiting for some luck
But still no light
僕が目指しているものは
視野を狭めていく
けれど意識までは逸らさない
幸運を待ちつづけている
それでも光はまだ刺さない
Always taking notes at the sideline
Never crossing preparation
I'm slowly getting old
But don′t feel ripe
いつも外側から記録ばかりしている
準備段階を越えられないまま
少しずつ歳をとっていく
けどまだ熟した気がしない
Why, oh, why
Can't I fly away?
Why, oh, why
Can't I fly away?
なぜ、ああ、なぜ
ここから抜け出せないのだろう
Tossed into infinite regress of limitation
And I watch as the distance would progress my transformation
終わりのない"限界の後退"へ投げ込まれて
その距離だけが僕を変えるのを見ている
※"Infinite Regress(=限界の後退)"は、哲学や倫理学で使われる言葉らしい。「理由を辿ると終わらない」的な意味。
So I try to make a change
But I′m going insane
′Cause everything's the same to me
′Til I notice something's wrong
Passing over for too long
Ripping out all my regrets
だから変わろうとしている
でも気が狂いそうだ
だって何もかも同じに見えるから
だけど、ようやく何かが変だと気付く
長い間見過ごしていたことに
そして後悔を全部引き裂いていく
Can′t contain my crumbling state
All my faith still fluctuates
崩れていく自分を抑えきれない
信じる気持ちも、まだ揺れ続けてる
Why, oh, why
Can't I fly away?
Why, oh, why
Can′t I fly away?
なぜ、ああ、なぜ
ここから抜け出せないのだろう
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歌詞のテーマは
『理想へ飛び立ちたいのに、自分の未熟さや不安を知っているからこそ踏み出せない』
って感じかな。前進したいのにその場にとどまってしまう焦燥感と、そんな自分に感じる惨めさを歌ったんだと思う。いかにもHayienらしい、内省的な歌詞だね。
書いてて思ったのが、この曲は『理想に届かない』曲でありながら『なぜ人は、今の自分に満足できず理想を追い求めるのだろう』ってメッセージも込められてようにも感じる。
…と思ったんで、人間が「夢や理想を持つこと」「現在の自分に満足できないこと」とは何か?哲学や心理学的なところも少し調べて解釈してみたよ。
※「理想の部屋」とか「理想のパートナー」とかじゃなくて、あくまで自分のマインドを見つめたときの「理想」の話を書くよ。
そもそも"理想"のはじまりから調べてみたんだけど、動物は『今を生き延びる』中心なのに対して、人間は『今と別の時間軸を比較』できる。つまり、現実と理想の差を認識できる。これが理想のはじまりらしい。
自分のことを客観視できるからこそ、欠落感が目立ってしまいそれが苦しみになる。
その"欠落感を埋めようとする"これが(マインドにおける)理想の正体なんだってさ。うん、わかる気がする。
んで、この曲のテーマと絡めて考えてみると、もう一つの"理想"の側面が見えてくる。それは「理想は近づくほど遠のく」って事。
歌詞の"I'm slowly getting old but don't feel ripe(少しずつ歳をとっていくけどまだ熟した気がしない)"がそれを表してるように感じた。
だからコーラスで"fly away"って表現をしてるんじゃないかな。
『理想は空のように高く先が見えなく続いている。そして僕はそんな理想にまだまだ届かない(=飛ぶことができない)。ああ、なぜ…』みたいな。
自分の人生と照らし合わせても、理想に届いた瞬間、その先の理想がまた見えてしまう感覚は確かにある。人間みな、同じようにどこか満たされないのかもしれないね。
次に構成ごとにこの曲のコード進行を見てみるよ。
この曲(bridge以外は)基本的にFmaj7(Dm7)→Am7→Cm7→Fmaj7って進行していくんだけど、コーラスはFmaj7→Am7の繰り返しだった。
Fmaj7の透明感とAm7の内向きな響きが交互に繰り返されることで、どこか”届きそうで届かない”ような浮遊感が生まれている。いわゆる"エモい"コード進行になる。最近Jpopに散見されるオシャンティでキテレツなコード進行じゃなくて、もっとシンプルで直結・洗練されたエモさ。
このコードが並んで繰り返されると、悲しげでドラマチックな演出になるなあと感じた。
んで次はこの曲の構成。
verse
build
chorus
break
verse2
bridge
chorus
この構成で、かつbreakやbridgeで若干の転調かあるんだけど、結局最後に辿り着くのは"Why, oh, why"の印象的なコーラス。
なんだか構成自体が「変化をしようとしてるのに停滞してしまう」状態を表しているようだよね。爆発的な展開がないというか。
これらの『歌詞』『コード進行』『構成』を踏まえると、曲全体に『努力をしている人の停滞』って印象を受けた。
鬱々とはしてないもののネガティブで、人間の弱さを生々しく露わにしてる感じが感傷的でいいよね。
文字数制限ギリギリまで書いたからここまで!
bye---