ニュー・アース | ヴィーガンスイーツ通販サイト"RawSweetsLabo ロースイーツラボ"

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エックハルト・トールの「ニューアース」を読みました。

ちょっと古い本ですが・・

私の中では、ヨガナンダの著書を再読し、スピリチュアルな旅はすでに終わっていたのですが、それに伴い、やたら「ニューアース」という言葉が目に入ってくるようになったので、読んでみたのですが、やはりこれまでの復習、または答え合わせのような感じでした。

といっても、エックハルトさんのように悟っている訳でもないので、まだまだ道半ばと再認識しただけですが。実際にこの本を読んでいる最中にも、エゴからくる感情の起伏で、コントロールできない感情が沸き起こるのを感じとり、「まだまだだな」と実感したこともありました。

しかし、それも「いつか」「そのうち」できるだろうと考えることもまた、エゴのなせる技なので、「今」この瞬間にそれを自覚し、手放して行くことを続けるだけです。
もしそれを怠るとエゴにどんどん食い込まれてしまうので、そうならないようにと、再認識できるいい機会になったように思います。


心の雑念を追い払うこと。

無意識に繰り返し思い出される過去の記憶、その都度反応して出て来る感情の起伏。

これらは私の場合、よく毎朝掃除機をかけているときに、現れて嫌になります。

同じことをしていると無意識に也、心が空っぽになって、違うことを考えていることが多いですね。

特に掃除機をかけていると、毎朝同じ場所を通過するので、それが引き金になって必ず思い出される過去のことがいくつかあって、同時にそのときの感情が沸き上がり、身体が反応するのを繰り返すのですが、これほどばかばかしいことはありません。

何をしていていても、繰り返し沸き上がる過去の記憶、雑念、夕食の支度・・
毎日毎日同じようなことを考え繰り返しその感情に身をさらしています。


エックハルトによると、

エゴを切り離すには、「形への全面的な同一化から離れる」ことであり、そうすると「意識が解放され、内なる空間が誕生する」とあります。

その「内なる空間」は形だけに関心を向けていると、気付けません。
つまり、エゴは形にとらわれている自分の意識そのものです。

「形」とは、目の前にあるパソコンや、テーブル、窓のガラス、建物、全て目に見えるものと、自分を自分だと思わしめているもの、例えば「私は阿部万寿代。女性で、猫2匹と暮らしている」という概念化された思考の形も含まれます。
自分が、阿部万寿代である、ということさえ、エゴの作り出した錯覚。
自分のことだと思い込んでいるだけです。

目に見えるパソコン、テーブル、窓のガラス、すべて目に見える対象として捉えているものと、全く同じ、ただの「対象」。
よく意識にラベルを貼ってるだけ、と言われますが、阿部万寿代というラベルを貼ってるだけなんですね。



本来の「私」とは、すでにその前からそこに在るもの、
エゴによって作り出された対象を、ただ経験し、見ているもので、
エックハルトは、それを「今に在ること」「Being」と呼んでいます。

その全体は「伝統的な言い方で言えば、神」であり、ヨガナンダの言い方で言えば「愛する神」です。


エックハルトは誤用を避けて、
「神」や「霊(スピリット)」という言い方を好まないようです。

どの言葉が受け入れやすいかは、その人によるでしょうね。
伝統的な言い方をすると神と呼ばれる存在を「宇宙」と呼ぶ人も多いですね。
私自身は、ヨガナンダが「神よ、神よ、神よ」と歌うような言い方の方が好きですけど。


さて、私たちは、エゴが作り出した、相対的な現象、期限付きの生に同一化して生きることもできれば、エゴから離れ、人間本来に備わった知性、あるいは神の知性に同一化して生きることもできます。

ヨガナンダによると神は人間にそれを選ぶ自由意志を与えられたといいます。
こういった本を手にとろうかと思うぐらいの人であれば、後者を選びたいと思っているのではないかと思われますが、

もし、後者を選んだ場合、宇宙からの働きかけで思わぬことが連続して起き、そのたびエゴからの声でこのまま行くとどうなるのかという不安に悩まされ、あたふたとまた別のことに手を出したり、いらないところへ出かけて行ったりして、回り道と知ってて回り道し続けるようなことをしてしまい、いい加減とどめを刺されたりするのですが、
(私のことです)

エゴとの間に、空間を作ると、いいのですね(´∀`)



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