「えげつない」という言葉を発したのはもう何年ぶりだろうか。

先週の日曜日に先輩のラジコンの撮影に立ち会ってた。

そこで見たラジコンに僕は大いにえげつなさを感じた。

それがこれ。

ハイパーアシスタントの憂鬱


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アメリカで発売された「XO-1」というラジコン。
フェラーリのFFや458にちょっと似てるかな?

大きさの比較を撮るのを忘れてたけど一般的なラジコンの全長が400mmくらいなんだけどこれは何と約690mm、重量はこれまた何と4.67kg!!


しかしこのラジコンのえげつなさの真骨頂はこれだけに留まらない。

このラジコン、最高速度は160kmに達するのだ。
時速100kmまで加速するのにかかる時間が2.3秒、これはスペースシャトルが打ち上げ時にフルで加速している時と同じ数値らしい。
そして操縦はiPhoneをコントローラーにセットしてデータとかを見るみたい。

えげつなさにかけてはやはりアメリカ、日本じゃまずこんなの出せない。
ちなみに価格は約9万円。

僕はラジコンには詳しくないけどこんな小さいもので160kmも出したら吹っ飛んじゃうんじゃないの?と素朴な疑問がわいて調べたところ本当にものの見事にお手本のように吹っ飛んでた



このマシンをしっかり走らせるにはちゃんとしたセッティングが不可欠なのだろう。
というか走らせる場所もかなり限定されることになる。
一般道は勿論駄目だし小さいコースで走らせたらこれまた吹っ飛ぶ事確実だろう。

だからこそこの「XO-1」なのだ。



XOの「X」はエキスパート、「O」はオンリー。
すなわちこの単語から導きだされる答えは...


つまり!熟練者しか買うな、素人は引っ込んでろ。ということなのだよ!!

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助手を経て写真家として独立したロベール・ドアノーは「ルノー」に勤務し工場内の記録写真を撮っていた。
が、現像に熱中するあまり欠勤・遅刻を繰り返しついにはクビになった。

時は第二次世界大戦下、ドアノーはフランス軍に召集されるが病を理由に除隊される。

その後はレジスタンスに参加し、偽造証明書等の作成に手を染めることに。


そんな折、ドアノーの写真を見てドアノーに白羽の矢を立てる人物が現れる。
それが今や超一流誌の「Vogue」の編集長だった。
当時はどうか分からないけ現代、Vogueのカメラマンってのは本当に凄い人なのだ。

Vogueが提示した一年の契約金にドアノーはかなり躊躇した。
なぜなら彼はそもそもスタジオやモデル撮影には興味がなかったのだ。
だが、ドアノーには家族を養っていける蓄えがなかった(書き忘れたがルノーに勤務する前に結婚し、妻と二人の娘だったかな?)。
現像する場所がなかったから風呂場に籠って現像し、娘達は10日に1回くらいしか風呂に入れなかったらしい。

そんな状況だったからドアノーは悩みに悩んだ挙げ句、遂に「Vogue」と契約を結ぶ。
だが、ファッション界の撮影はドアノーの性にやはりあっておらずストレスばかり溜まる結果になる。
そのストレスを夜のパリに繰り出し、町中を歩き回って撮影することで発散させていた。

そして契約期間の2年が経った時、ドアノーは喜んで契約解除を受け入れた。


その後もドアノーは生涯パリを離れることなく、パリの街を撮影し続けた。


「パリは、時間の浪費がチケット代わりになる劇場だ。そして、私はいまだに持っている。」
                                   ロベール・ドアノー


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パリ祭のラストワルツ 1949年


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東京写真美術館
恵比寿にある東京写真美術館で「ロベール・ドアノー」生誕100年記念写真展が開催されているので行ってきた。

僕が初めて写真展を見るきっかけになったのもこのロベール・ドアノーだった。

2008年、当時の僕はレース写真以外興味を持っていなかった。
ふらっと京都駅を歩いていると一枚の大きな写真が飾られていた。
それがロベール・ドアノーが撮影した、ドアノーの代表作として知れ渡っている写真だった。

その写真にひどく感銘を受けて、僕は京都駅の大階段を駆け上がって写真展を観に行った。

ちなみにその写真が↓これ。有名だから一度は見たことがある人が居るかもしれないかな。


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「パリ市庁舎前のキス」



ドアノーは1912年にパリ郊外で生まれ、1994年に亡くなるまでパリを撮り続けた写真家で、まさにパリを愛し、パリに愛された写真家である。


彼の写真の素晴らしいところは被写体に対し深い敬意、興味、愛を持って接し、最高の瞬間を得る為に何時間もじっとカメラを構えて待ち続ける忍耐力の強さであり、自身の事も「イメージの釣り人」と表現している。

このロベール・ドアノーもまた、撮影に関してそれほど知識がなかったと言われていて、被写体に対する追求心を見れば以前紹介したテリー・リチャードソン「悪魔の申し子」と似てる部分がある。



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