日本民藝館 駒場 | 志村双葉の簡単・おいしい・キレイ ローフードのブログ

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ローフードマイスター志村双葉です。マーケティング人材教育PR会社社長。健康と美を楽しく生活に取り入れたくて、出会ったローフード。体の中から本当に綺麗になれるローフードの楽しさと、ちょっと便利な暮らしの工夫を紹介していきます〜!

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午前中、近くまで行ったので、駒場東大前にある日本民藝館に寄り道しました。

実は駒場東大前は小学生の頃に数年住んだ場所。日本民藝館の前もなんども自転車で滑走した記憶があって、今どうなってるのかな、懐かしくて前を通ってみたついでに足を伸ばしたの。

柳宗悦により始まった 民藝運動

1936年に開設されたこの建物の全てが柳宗悦の手になるという、大変に趣があって魅力的な展示館です。販売目的ではなく、毎日の暮らしの中に普通に使われていくものの中の美しさ、、、バーナードリーチが日本に持ち込んだ思想を、日本の暮らしにおき変え、その大切さを訴えた柳宗悦の声が形になって体感できる。私にも今だからこそ、分かる人が生きる為に使われるモノの美。。

丁度ウィンザーチェアの展示があり、沢山イギリスやスペインなどの古いヨーロッパの椅子が飾られていました。16世紀、17世紀、、それは今から500年から400年も前のもの。

美術品ではなく、実際に使われていたものだから、人の重みに擦り減ったカーブや歪みがあり、当時どんな人達がここに座り、どんな話をしたりどんな気持ちでいたのだろう?と想像が膨らみます。

他にはスリップウェアの食器や錫のお皿など、今でも欲しいステキな道具類。明治の着物の織物や、韓国の生活道具類など、どれも商業主義の産物ではなくて毎日の暮らしを美しく機能的に使われたものばかり、とても深い共感をしました。

大変おこがましいけど、私が望んでいる美しいものと同じ方向がありました。

民藝というとなんだかアンティークな彫り物みたいな印象が漠然とあったけれど、全然そうではなく、もっとひたむきな毎日使われ続けるために工夫や思索が重なり手作業で磨かれたものだった。

どの展示物も、今となっては名もない熟練の作り手が生んだもの。無駄のない、機能的な、使われ続けた事実のあるものだった。
どれも暖かくて。それを使った人の話し声が聞こえるようだった。。。

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館内写真禁止だったのでパンフレットを。

日本民藝館。。
子供の私にはさっぱり理解できなかったことが、50年経ってわかりましたよ、、(笑)

私も毎日繰り返し使う道具やモノをもっと大切にきちんと向かい合って、使おう。。
気を込めたものと、気を込めてつきあう。

、、、これって、モノとだけじゃないね。