足助から碧南に移動して伺ったのがこちら。
角谷文次郎商店さんの三河味醂です。
私もすでに5.6年愛用している大好きな味醂。
このまま舐めてみたらびっくりの美味しさです。
7~8年前にオーガニックの食品展ではじめて知り、難しいこと抜きでとにかく舐めてみて、と勧められて試した時の衝撃が忘れられない(笑)
なんじゃーこりゃー!!(古くてスミマセン)そのくらい、美味しかった。
最低1年はかかる醸造熟成を経て、自然の米の甘さがえも言われぬ甘味と旨さに変わります。
仕込み中の琺瑯の甕の中でプツプツと発酵を続けている味醂はかき混ぜるのも大変な位みっちりで、初心者にはかき混ぜることも難しいのだと。
今までみりんだと信じて使ってきたものは、実はみりん風調味料(裏にはそう書いてある)で、みりんではなかった!という衝撃。。
味醂の絞りかすはこぼれ梅と呼ばれて、毎年あっという間に無くなって(売れて)しまうそうですが、お菓子の材料にしても漬物にしてもこれまた本当に美味しいです。
長い間恋していた、位に大好き!な角谷文次郎商店さんに来れたこと、実際にその蔵の中を案内して頂いて作っている現場を確かめられたこと。
アルコールに弱いせいもあるけど、まるで夢心地でした(笑)
米の量とできる味醂の量の相関がわかります。
本当にたっぷりの米を贅沢に使うからこの味になるんですねー。何度も米を減らしたら、とかコスト合理化を考えることは、なくはなかった、でもそれをしたらこの味ではなくなる。だからしない。蔵を味を守って来ている方は皆さん強い信念でそうおっしゃいます。だけど相手はいわば自然。いつもいつも上手くいくとは限らない。その取り組みを長く続けるエネルギーと諦めない力に本当に頭が下がります。
左にはこの美味しすぎる味醂で漬けた梅酒が。
砂糖を使わないから口中にさらっとした甘さが美味しい!
その向こうにちらっといらっしゃるのが現社長で、昔私が試飲させて頂いた方。(私は忘れていないけどまさか又会えるとは!)
今では二人の娘さんがそれぞれ家族を増やして戻っていらして頼もしい限り。
この自然の甘さをロースイーツに生かしてみようと思います!
続く