それは、20年以上前に通っていた整体の先生からの教えにあります。
整体とは日本整体協会が広めている、野口晴哉さんが創始者の教えです。
この方は既に亡くなられていて、わたしは彼の直弟子の1人だった高野亨先生の所に縁あって通っていました。
高野先生は、今まで出会ったことが無い、としか表現しにくい方で、当日多分60代でお会いしているはずだけど、年齢不詳の大きな方でした。
高野先生が開く活元会に毎月通い、様々な事を学びました。
今の私がいるのは、この時の学びや気づきに大きな影響を受けて居るから、、と言えます。
余りにも沢山の事を吸収させていただいたので、今尚消化中とも言えるかも。。
その中に、乳児への離乳食の教えがありました。整体の育児は有る意味現代社会の常識だと人が考えるものとは、違います。
それは心育でおいおい語りたいですが、とにかく離乳食が始まる時、のことについて。
人間がおっぱいから食べる、に移るその瞬間を大切にせよ。
よく晴れた日の気持ちのいい時間に
お母さん手作りのものを与えよ
楽しいね!と笑顔で喜びを持って与えよ
と習いました。へえー!と思いました。
何故?と思いました。
今はこの意味がよくわかりますが当時は
離乳食始めるのに、何故こんな細かい事に留意せよ、と?と。
それを高野先生は
子供は気を食べるんだよ。
と一言おっしゃいました。
気を食べる。
人間は栄養や食物や、いろんな名称で
食を呼ぶけれど、本当に食べるのは、気、なんだと。
高野先生も既に亡くなられて久しく。
この時そう答えた先生の笑顔も一緒によく覚えています。
人間は気を食べている。
だからその食べる気、を大切に捉えたい。
それが、私が食に拘る理由です。
まだまだ目は開かれきってはいない学び中ですが、本来の人と食のあるべき形を探し続けながら、自分なりに発信し続けたいと思うのです。