備えあれば、、、 | 途上

途上

わからないまま、生きてゆく。

 

 

 

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備えあれば

憂いなし

 

いい言い回しだとは思いますが

どれほど備えたところで

憂いがゼロにはならないですよね。

 

なので、なるべく減災が叶うように

あらゆる角度から想定し

それぞれの事情に合わせて

後悔しないですむように

備えるしかないんですよね。

 

 

非常時持ち出し品

家が倒壊したり流されたりすれば?

 

自宅の建物にどれほど耐震対策しようと

自宅から火がでれば?

近隣の延焼に巻き込まれれば?

 

自家用車は津波には非力ですし

そもそも道路や橋が使えなくなったり

ガソリンが入手できなくなったり・・。

 

どれほど室内を地震対策で整え

備蓄などに励んでいても

いざというときに

自宅にいる可能性は100ではなくって

外出中、職場、移動中、いろいろ想定できます。

 

 

阪神淡路大震災の経験から

一番不便するのは水

それも生活用水です。

水は重たいですよ。

 

29年経ちましたが

それ以来、気にしているのは

就寝時の衣服。

いかにもっていう寝間着はやめました。

 

それから案外必要なのが現金。

しかも小銭で。

震災直後は現金がモノをいいます。

実際に、1000円からのお釣りがなくって

ミネラルペットボトル1本を1000円で

下手をすると、5000円で10000円で

買うことになります。

 

購入制限があるので1本です。

命の水に1万円も高くはないのでしょうけれど。

 

 

能登地震で報道される倒壊画像を目にすると

あらためて

たくさんの「物」は要らないなと思います。

広い家も要らない。

だからといって

ミニマリストにもなれない。

 

 

寒さと不安と恐怖のなか

ひとはひとに救われ

ひとはひとに傷つけられる

混乱に乗じた犯罪には

心底軽蔑しますが

それもまた人間なのでしょうね。

 

大きな震災は寒い時期に発生する印象がありますが

夏場だったら、さらに悲惨だと思います。

暖を取る手段は電気以外にも複数ありますが

涼を取る方法は電気だけなので。

 

 

大きく報道される自然災害は

人々の記憶に残りやすいですが

それ以外の災害の被害者も同じ被害者。

311では徴税までして支援し続けていますが

どの災害でもなるべく公平な支援が望まれます。

 

日常のなかでついつい薄れてしまいがちなので

その分、しっかり記憶に刻むことが大事ですよね。

例えば、近年なら

’18年の西日本大震災では200人以上の死者を出しました。

(当時の報道では、タイの洞窟少年たちのニュースのほうに

 スポットがあたっていました)

 

被害者数の大小ではないとわたしは思っているのですが

報道や政策などで、偏ったり、不足しているところを

しっかり見極め、どの自然災害もしっかり胸に刻もうと思います。

 

それこそがわたし流の「備え」の一端でもあります。