三つ目焼きの想い出 | 途上

途上

わからないまま、生きてゆく。

 

 

 

 

朝晩は秋

昼間は夏。

 

これから一雨ごとに

秋がふかまってゆくのでしょうか。

 

味覚の秋。

 

 

届いていた新米をいただきました。

期待していたほどの味ではなく

普段のお米もおいしかったんだと

改めてわかりました。

 

昔と違って

保管や流通技術が向上しているのかな。

 

 

あまり卵を食べることのなかったわたしですが

ここ1か月ほどは、朝晩ゆで卵の食生活。

 

その卵で思い出したことがあります。

 

恐怖の三つ目焼き!

 

(三つ目焼きのイラストを探したのですが

 さすがに見つかりませんでした 笑)

 

 

 

若いころ、シベリア鉄道経由で

横浜からヨーロッパをめざしたときのことです。

1週間の車中拍。

 

 

3食は食堂車に移動して食べるのですが

朝のメニューに

判で押したように目玉焼きが出ました。

卵3つの三つ目焼き。

 

豪華とはほど遠い食堂車での食事にあって

三つ目焼きは、けっこうなご馳走のほうでした。

 

でも、さすがに連日続くと

若いわたしでも辟易してきました。

 

 

そして明朝にはモスクワに到着という前夜

いつものように晩御飯をたべた一行。

(モスクワ解散の片道パックで十数人のツアー)

 

食堂車での食事はあてがいぶちで

皆、同じメニューです。

 

夜中に通路にお腹を押さえた行列ができました。

なにか傷んだ食べものにあたったみたいです。

 

トイレは1両に1つしかないのに

1人の滞在時間がやむを得ず長くなるので

お腹がぐしぐししたまま

じっと並びました。

1度ならず、何度も。

 

そのまま眠ることもできずに朝を迎えました。

 

一行で食あたりの話題でもちきりだった翌朝

お腹をこわした組と、こわさなかった組と

みごとに2手に分かれていました。

 

同じメニューだったのに、どうして?

 

メンバーの誰かが言いました。

ウォッカを飲んだひとは無事で

飲まなかったひとは、全員お腹ぴーぴー。

 

っていうことは

アルコール度がとても高いウォッカが

胃腸のアルコール消毒になったってこと!?

 

 

 

真相はわからないままですが。

 

ともあれ

旅の想い出って、いいものですね。

 

 

*画像とイラストはお借りしています