彼寒 | オーバー環の音楽人生

オーバー環の音楽人生

役職定年になった途端にコロナ禍、料理人も続けつつ音楽活動にハマっています。

ちょっと遅くなったが彼岸の墓掃除に。

昨日雪が降り彼岸とは思えない寒さ、墓地に着くとそこは私だけの世界、少しも嬉しくないが。

女房も今日は休みなのでてっきり一緒に行ってくれるものだと思っていたが、出かける時間になっても着替える様子もなく「行かないの?」と聞いたら一人でお願いと。

 

最初、墓地の水道の水が出ず出直しも覚悟したが、チョロチョロ流れ始め約5分後に復旧。 凍結してたんですよ。

桶に水を汲み柄杓で墓の汚れを流し、タオルで拭き上げるのが冷たいの何の、骨にまで冷気が染み冷たいというか痛い。

綺麗にし終わって花をあげ線香を手向ける。

子供の頃と違ってこのお墓というものの存在が身近になったというか、遠くない将来両親がここに入り、それからしばらくして私もお世話になると思うとあだ疎かには出来ない。

たとえただのお骨の入れ物に過ぎないとしても。

 

結構難儀したので仕事に10分遅刻した。

こんなに寒い彼岸は初めて。

これがご奉仕なのだと自分に言い聞かせて気持ちを切り替える。

 

周りを見回すと半数以上のお墓の花が萎れ雪を被ったままだ。

みなさん寒くて気候を見計らってるのだろうか。

今日ほど春が待ち遠しく思った事はない。

早く来い。