ここだけの話ですが、近い将来必ずや自分のセットを購入しよう、
と夢想しております。
どこに置くんだ、いつ叩くんだ、という現実問題に経ち返れば、
費用対効果、コストパフォーマンスなんて最初から念頭にない
話ではありますが、一生涯ドラムを愛し、これからも続くであろう
身には、自分の好みの音色で鳴ってくれる楽器を所有したい、と
思うのはごく自然な思考的成り行きなわけですよ。
でも、前回所有した国産メーカーのトップラインが「アチャー、ダメじゃん」
と言うくらい意に沿わないものだったので、おそらく生涯最後になるであろう
今回の購入は、慎重の上にも慎重を期さなければなりません。
やっぱり理想の音色は北米かカナダ産のメイプル材しか出せない、となると
メーカーも限られてくるわけで、自分が望むセットとなると太鼓だけで
自動車一台分、ハードウエアやシンバル類を揃えたら2ミリオン円に
軽く到達しそうな世界で、そんな買い物、家族の誰が承認するんだよ、
という話になってしまいますが、それでもなお諦めきれるものでもありません。
前回のブログでのヴィニーのドラム、ヘッドフォンで聴くと実にいい音
であります。
鳴りが良くてかつ暴れすぎない「グレッチ」というメーカーの最上級モデル
特有の音に、厚いヘッドを張ってコントロールされた落ち着いた音色。
「シロートの、これから技術向上も見込めないオジサンがそんな一流品
買ってどーすんの?」なんて言われそうですが、そんなアマチュアだからこそ
老境に至って本物に接したいわけで・・・
そんな夢を語っている時が一番楽しい、というのが「マニア」ってやつなんです。