注目の
作家イ・サンフン長編小説『韓服を着た男』原作
EMK最新創作ミュージカル「韓服を着た男」
※下記情報は、2024年公示オーディション情報より抜粋。
公演詳細
【公演名】
2025 韓国ミュージカル「韓服を着た男」
2025 뮤지컬 <한복 입은 남자>
【公演期間】
2025年11月~2026年3月初旬予定
【公演会場】
韓国ソウル・忠武アートセンター 大劇場
あらすじ
ルーベンスの「韓服を着た男」の絵についてのドキュメンタリーを制作中の放送局PDジンソクは、資料調査のために訪れた博物館でダ・ヴィンチの飛行機設計図に酷似した、自分たちの祖先が製作した空を飛ぶ装置である「飛車」の模型を発見する。
疑問に包まれたその時、イタリア人の留学生のエレナが近づいてきて、古い備忘録一冊を差し出す。
驚いたことに、備忘録の中にルーベンスの「韓服を着た男」とほぼ同じスケッチが発見される。
ジンソクは昔のハングルと古書を研究している友人カンベに備忘録の翻訳を依頼する。
カンベは備忘録の持ち主が朝鮮最高の科学者チャン・ヨンシルであることを知り、彼らはチャン・ヨンシルとルーベンスの絵、そして自分たち祖先の「飛車」とダ・ヴィンチの飛行機設計図との関連性を見つけようと奮闘する。
その過程で予想外の圧力が迫り、高位官職に昇りつめたすべての人物の一挙手一投足が記録された朝鮮王朝実録さえ世宗(セジョン/朝鮮の第4代国王)の寵愛を一身に受けながら、朝鮮最高の業績を残したチャン・ヨンシルの晩年の記録が明確でないため、ジンソクとカンベの疑問はさらに大きくなる。
彼らが真実に近づくほどチャン・ヨンシルの人生が鮮明に展開され、彼らによってチャン・ヨンシルの人生とチャン・ヨンシルの空が本当の理由を探すことになるが…。
果たして真実に隠された驚くべき秘密は何なのだろうか。
キャラクター
[主要キャラクター]
■ ヨンシル / カンベ
ヨンシル
10代半ばから50代までの年齢構成。
過去の世界の主人公で、奴婢(ぬひ ※)の身分で生まれ、様々な発明を生み出し、従三品(チョンサムプム ※)の官職に就くほどの明晰な頭脳と優れた手先の器用さを持つ朝鮮最高の科学者。
ただ大切な友人たちや隣人たちを救いたい一心で、自身の手足を縛る朝鮮の身分社会に憤慨をしていた彼は、世宗(セジョン)と貞懿公主(チョンウィ姫)を通じて奴婢(ぬひ ※)の身分から抜け出すが、真の自由の代りに広く民衆を利する使命感が与えられた運命の意味を悟る。
本来、温かく純粋な性格を持っている彼は、絶え間なく吹き荒れる人生の嵐を経験し、本当に自分のための人生を送ることができない、心の片隅に深い恨みを抱きながら生きる感傷的な人物。
※ 奴婢(ぬひ): 身分階級の一つ
※ 従三品(チョンサムプム): 品階の一つ
カンベ
30代。
名門大学の国語学博士を取得したエリートであるにもかかわらず、昔のハングルと歴史が残した記録を研究するために古い古本屋を営み、経済的に豊かでなくても自分の望む人生を思う存分自由に生きるジンソクの親友。
彼は備忘録の言語を翻訳し、真実を探るジンソクを積極的に助ける。
不条理な社会に耐えられず世間と断絶した隠遁(いんとん)者として、そして遊人として生きてきた彼は、壊され、踏みにじられ、抑圧されればされるほどさらに対抗して闘志を燃やす。
■ 世宗 / ジンソク
世宗(セジョン)
30代から40代までの年齢構成。
民衆の安危だけを心配し、民衆の暮らしを豊かにするために全力を尽くした真の聖君。
身分の貴賤(きせん)を問わずに数多くの人材を発掘し、農作業をはじめとする民衆がより楽な生活を送れるようにする知識を広めるため、誰でも簡単に読み書きできる訓民正音(※)を創製した王。
明(中国)に対抗できなかった朝鮮の王だが、ただ屈服するのではなく知恵を絞って方法を模索し、誠実で賢明、思慮深く温かく、大胆でまっすぐな性格の持ち主。
※訓民正音: ハングルの正式名称
ジンソク
30代。
現実世界の主人公で、画家ルーベンスの「韓服を着た男」についてのドキュメンタリーを準備する放送局のPD。
彼は偶然、自分たちの祖先の飛車設計図に疑問を抱いた後、チャン・ヨンシルの備忘録まで手に入れることになり、これをきっかけにどんな外圧にも屈せずに歴史の隠された真実を明らかにしようとする。
冷笑的、直接的で、せっかちな性格と気性が荒い性格を持つ現実主義者。
■ジョンファ隊長 / マ教授
ジョンファ隊長
40代半ばから60代後半までの年齢構成。
アラビア系出身で、幼い頃に明(中国)の捕虜となり去勢された後、宦官(かんがん ※)となり、明(中国)3代皇帝の永楽帝(えいらくてい)の目に留まり、彼の全面的な支持を得てコロンブスより前の時代に何度も大航海で世界一周を現実にした人物。
野性的な船乗りで男前。
※宦官(かんがん): 宮廷に仕えた去勢された男子
マ教授
40代半ば。
韓国史学科のマ・ドンス教授。
ダ・ヴィンチの様々な設計図が東洋の影響を受けたと信じているが、学会と社会の暗い壁にぶつかり危険を冒してまで信念を明かにすつもりはなかったが、ジンソクと備忘録の登場で権力に立ち向かい、真実を引き出そうと努める人物。
小心者で静かな、古典的な学者のイメージを持つ性格。
■貞懿公主 / エレナ
貞懿公主(チョンウィ姫)
20代前半。
世宗(セジョン)の子供の中で最も聡明で、世宗(セジョン)の意思を最もよく理解し、訓民正音(※)の創製まで手伝う人物で、彼女を守りたいという世宗(セジョン)の意向で男装したまま過ごしていたところヨンシルと出会い、お互いに切ない思いを抱くようになる世宗(セジョン)の第二王女。
賢明で温かい人柄と気さくでおてんば気質を持った、大義のために犠牲を払い、感情を殺すことができる性格。
※訓民正音: ハングルの正式名称
エレナ
20代半ば。
交換留学生として韓国に来たイタリア人。
コレアという姓にちなんで自分のルーツを探しに韓国に来て、危険を冒して父親の遺品から見つけた古い備忘録の真実を探ろうとする人物。
勇敢で根性のある、怖がりで怒りっぽい性格。
■イギュ / 法王
イ・ギュ
20代。
父である兵曹判書(ピョンジョパンソ ※)のイ・アムを背に、若くして軍器監提調の席まで上り詰めたが、品行が悪く他人の功績を横取りして出世しようとする人物。
下級の奴婢(ぬひ ※)出身のヨンシルが自分より優れた能力を見せると、彼を陰湿に攻撃し、権力のために貞懿公主(チョンウィ姫)と結婚しようと躍起になるなど、分別もなく意地悪で、特権意識に満ちた愚かな性格。
※兵曹判書(ピョンジョパンソ): 品階の一つ
※奴婢(ぬひ): 身分制度の一つ
法王
50代。
ニコラウス5世。
ヨンシルとその一行を不思議に思い、彼らの文化や技術を学ぼうとしたが、太陽が宇宙の中心にあり、地球は丸いというヨンシルの主張を聞き、宗教と自身の権威に害を及ぼそうとすると思い、彼らをサタン(悪魔)とみなし危害を加えようとする人物。
権威主義者で利己的で、宗教を盾にして自分が望むすべてのことを正当化しようとする性格。
■マンボク / トスカネリ
マンボク
10代から40代までの年齢構成。
奴婢(ぬひ ※)出身で幼い頃、木から落ちて膝を大怪我して左足を不自由にし、町内の子供たちにからかわれるようになった時、ヨンシルが彼を保護してくれたおかげで、ヨンシルのためなら命も捨てることができるようになった、ヨンシルの竹馬の友。
情に厚く、純粋で、欲張らずに与えられた生活に順応する性格。
※奴婢(ぬひ): 身分制度の一つ
トスカネリ
40代。
カトリック界が強く主張していた地平説に疑問を抱いたイタリア最高の天文学者であり数学者。
同じ意見を持つヨンシルの相棒になり、彼の晩年に最も大きな助けとなる人物。
おせっかいで、少し気まぐれだが率直な性格。
■ミリョン / パウラ
ミリョン
10代から40代までの年齢構成。
官妓(かんぎ ※)の娘として生まれ、妓生(キーセン)として暮らしていたが、ヒャンウォン主人の助けで自立できるようになった人物。
ヨンシルを愛しているが、出世した彼が立派な家門の娘と結婚することを願い、ひっそりと彼を実の姉のように、時には母親のように面倒を見る人物。
心がとても繊細で、少女のような純粋な性格。
※官妓(かんぎ): 官にかかえられた芸妓
※妓生(キーセン): 芸妓
パウラ
40代。
ヨンシルを助けながら、黙々と彼のそばで献身的にヨンシルを見守る人物。
気丈で生活力が強く、快活で気さくな人物。
[アンサンブル]
イ・サンイン
幼い頃に去勢され、明(中国)に貢ぎ物として献上された奴婢(ぬひ ※)。
明(中国)の宦官(かんがん ※)となって出世し、朝鮮に明(中国)の刺使(ちょくし ※)として派遣される人物。
※奴婢(ぬひ): 身分制度の一つ
※宦官(かんがん): 宮廷に仕えた去勢された男子
※刺使(ちょくし): 天皇の命を伝える使者
イ・アム
兵曹判書(ピョンジョパンソ ※)の大監(テガム ※)であり、イ・ギュの父親。
代表的な親明(中国)派の人物。
※兵曹判書(ピョンジョパンソ): 品階の一つ
※大監(テガム): 最上位の官僚
チャン・チョンイル
宦官(かんがん ※)になった直後、さまよっていた自分の面倒をみてくれたジョンファ隊長を兄であり、父親のように尊敬し、慕って補佐する奴婢(ぬひ ※)出身の宦官(かんがん ※)。
※宦官(かんがん): 宮廷に仕えた去勢された男子
※奴婢(ぬひ): 身分制度の一つ
ヒャンウォン主人
妓生(キーセン ※)屋の主人で、ミリョンが官妓(かんぎ ※)の地位から離れ、ヨンシルのいる漢陽(ハニャン ※)で妓生(キーセン ※)として働けるように、後に彼女の独立まで手助けする人物。
※妓生(キーセン): 芸妓
※官妓(かんぎ): 官にかかえられた芸妓
※漢陽(ハニャン): 朝鮮時代のソウルの名称
ロレンツォ公
メディチ家の首長であり、フィレンツェの首班として、フィレンツェをルネサンスの中心地にすることに貢献し、ヨンシルを後援した人物。
セル・ピエロ
フィレンツェの貴族であり、メディチ家の公証の仕事をする人物で、レオナルド・ダ・ヴィンチの父。
並外れた頭脳を持ちながらも、庶子(しょし ※)の身分で学校に入学できなかったダ・ヴィンチに早くも見習い教育を施し、立派に育てる。
※庶子(しょし): 婚姻関係にない父母の子供
使道(サト)の息子
ヨンシルに書堂(ソダン ※)の課題を代わりにしてくれるように頼んだが、ばれるとすべての罪をヨンシルにかぶせた使道(サト ※)の息子。
※書堂(ソダン): 寺子屋
※使道(サト): 朝鮮時代の地方官
少年ダ・ヴィンチ
16歳くらいのダ・ヴィンチ。
イ・スンジ大監(デガム)
チョン・イン大監(デガム)
尚膳(サンソン)
兵曹判書(ピョンジョパンソ)
刑房(ヒョンバン)
学科長教授
[ダンサー]
[子役]
■幼いヨンシル / 幼いダ・ヴィンチ
幼いヨンシル
約10歳。
干ばつを解決する装置を考案したが、奴婢(ぬひ ※)の身分で何もできない時代に、使道(サト ※)の息子に書堂(ソダン ※)の課題を代わりにやることを要請され、せめて干ばつを解決してようとその装置の設計図を渡したが、使道(サト ※)の息子が設計図をまともに説明できなかったため、課題を代わりにやってあげたことがばれ、無念にも窮地に立たされる。
※奴婢(ぬひ): 身分制度の一つ
※書堂(ソダン): 寺子屋
※使道(サト): 朝鮮時代の地方官
幼いダ・ヴィンチ
約10歳。
庶子(しょし ※)として生まれた身分で学校にすら行けず、公職にも就けない境遇だったが、やがてルネサンスを代表するイタリアの天才芸術家であり、科学者になる。
※庶子(しょし): 婚姻関係にない父母の子供
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