The Broadcast Collection 1979 - 1996 | Born of Frustration

Born of Frustration

ブログの説明を入力します。



Artist: The Cure
Album: The Broadcast Collection 1979 - 1996
Year: 2024
Genre: Post-Punk, Gothic Rock, Alternative Rock, New Wave


イギリスのポストパンクバンドThe Cureの5枚組非公式ライブボックス。Melkweg Amsterdam 1979、Dusseldorf '81、Seattle 1984、London Lullaby、Rio '96が入っていて全てリマスターされています。この中で録音状態が良く人気があるのは「Melkweg Amsterdam 1979」と「London Lullaby」です。「Melkweg Amsterdam 1979」は「Red Light District」のタイトルでもCDとLPで出ています。「London Lullaby」は元々は1992年に出た「... And Dreams Come True In '92」でその後タイトルを変えて何度かリリースされています。2022年に「ララバイズ・フロム・ヘブン」のタイトルで日本盤も出ているけどこの「London Lullaby」とは曲順が違います。あとLP版「London Lullaby」は10曲だけど、このボックスに入ってる「London Lullaby」はイントロ含め14曲です。このライブは「Wish」のツアーで1992年5月3日にロンドンで行われたライブです。1993年に出た公式ライブアルバム「Show」とは曲目が被っているけどFriday I'm In LoveやIn Between Daysは省かれています。なので「Show」のような明るい多幸感というより自国ライブならではの熱気を感じられます。アンコールで初期の曲を演るのは定番だけどこのCDではIn Your House、Boys Don't Cry、Charlotte Sometimesの3曲にまとめているのも良いです。「Melkweg Amsterdam 1979」は1979年12月12日にオランダのアムステルダムで行われたライブで、これもファン人気の高いブートレグです。まだセカンドアルバム「Seventeen Seconds」のリリース前だけど「Seventeen Seconds」からも多く演奏していて最初期のベストアルバムのようなセットリストです。バンドがパンク上がりのポストパンクから灰色のゴシックロックへと変貌していくその瞬間に遭遇できるアルバムだと思います。「A Forest」を2回演奏していることからも彼らがダークサイドに落ちていく決意のようなものを感じます。