Time Waits for No Slave | Born of Frustration

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Artist: Napalm Death
Album: Time Waits for No Slave
Year: 2009
Genre: Deathgrind, Grindcore, Death Metal


イギリスのグラインドコア/デスメタルバンドNapalm Deathの13枚目のアルバム。前作「Smear Campaign」のグルーヴィーなデスグラインドに加え今回はスラッシーな疾走感を大幅にプラス。合わせてプロダクションもクリーンで前作のようなザラつきはなくダイナミックです。なのでよりキャッチーさを増して聴こえます。スラッシュメタルの要素を強めたことである種の爽やかさも生まれています。グラインドコアとして聴くと前作のが好きなんだけど「Time Waits for No Slave」はまた別のベクトルでモダンかつヘヴィーなNapalm Deathを楽しめるアルバムです。一つ一つのギターリフが明確に聴こえるためキレッキレでテクニカルなリフがダイレクトに耳に伝わってきます。緩急を自在にコントロールし、ただテンポを落とすだけでなく良き所でメロディーも導入したり14曲全部が違う魅力を放っています。所々キャッチーすぎて明るく聴こえてしまう部分もあるけどそれはスラッシュメタルやハードコアの影響からくるものだと思います。その点「Enemy of the Music Business」や「Smear Campaign」と比べると後味としてやや劣る気がします。ただ楽曲の質は凄く高いです。因みにこのアルバムにはゲストボーカルはいません。