Artist: Napalm Death
Album: Smear Campaign
Year: 2006
Genre: Deathgrind, Grindcore, Death Metal
イギリスのグラインドコア/デスメタルバンドNapalm Deathの12枚目のアルバム。Napalm Deathは2000年に「Enemy of the Music Business」で原点回帰してから現在まで全アルバムが傑作です。「Smear Campaign」も例外ではなく前作「The Code Is Red... Long Live the Code」以上にアクセスし易いキャッチーな楽曲が魅力です。同時に生々しいプロダクションによりダークでこもった雰囲気も生まれています。前作と大差があるわけじゃないけど、「Smear Campaign」のが一曲一曲が粒立って聴こえます。リフがキャッチーになったのとザラついた音色が荒々しさを増してグラインドコア感を増しています。NasumやRotten Soundが大好きな自分にはこの「Smear Campaign」はかなりすんなり聴けるアルバムです。自分が高校生の頃はNapalm Deathというと過激でハードな音楽の筆頭だったけど時を経て今はこんなに聴きやすいエクストリームミュージックは他にないと思ってます。Napalm Deathってデスメタルとグラインドコアの美味しい部分だけを合わせたようなバンドだと思います。その点「Smear Campaign」のバランスは完璧。このアルバムは主に宗教批判をテーマにしたコンセプトアルバムです。The GatheringのAnneke van Giersbergenを2曲フィーチャーしてアトモスフェリックなムードが作られています。