高知競輪・追走義務違反と宇都宮競輪の同疑義について | 競輪_大西祐オフィシャルブログ

競輪_大西祐オフィシャルブログ

日々の生活の出来事を、なんとなく記していきたいです。

昨日の高知G3・11Rで発生した追走義務違反について、


何件かメッセージを頂いたので、個人的に説明させていただきます。


選手目線で、且つ、できるだけ客観的に書いたつもりです。






競輪_大西祐オフィシャルブログ


打鐘過ぎに①が⑤ラインを抑え込み、バックを踏み、ペースを緩める。


⑤は、後方に下げて巻き返そうとする。


⑧は、誘導と車間を斬り、後方からの仕掛けに対応する準備をする。






競輪_大西祐オフィシャルブログ


①がかなりペースダウンさせた為、⑤は後方に中々下げきれない。


⑧は、後方との距離を確認し、最終スパートに入る。


(※最終スパート・・・ゴールまで脚力が維持するであろう、と思う場所からモガキ始めること。)






競輪_大西祐オフィシャルブログ


(画面には写っていないが、先程⑧は最終スパートに入ったので、この地点でもそうだと思われる。)


⑧が最終スパートに入っているが、①はなお⑤を牽制(後ろを見る)をする。


⑤は牽制されている為、動くに動けない。






競輪_大西祐オフィシャルブログ


⑧はそのまま逃げ切り、1着到達。


後続選手は、⑧を捉えることが出来なかった。


結果、⑧を除く7選手(②は当日欠場の為、欠車)は、


競技規則11条・追走義務違反で失格判定。




・3枚目写真で、①が⑤を牽制(後ろを見る)をせず、そのまま⑧を追いかける。


・どうにかして、後続選手の何れかが⑧に追い着く(同着でも可だったような)。


上記のどちらかなら失格にはなってなかったと思います。




今年の1月1日の名古屋競輪・10Rでも同様の事案が発生しました。


その際にもブログに書きましたが、過度牽制における制裁措置には納得できないです。


http://ameblo.jp/rave-slave/entry-11440051817.html


仮の話をします。


2枚目写真で、⑤ラインのマーク陣が切り替えて、⑧を追いかけるなり、①を刺激するなりします。


すると、①は⑤を牽制せず、すぐに⑧を追いかけるかもしれない。


⑧を追いかけるマーク陣を目標にしながら捲っていき、①が⑧に追い着いてしまうかもしれない。


どうなるかは不明ですが、昨日のような結果にはならない可能性が高いです。


昨日のようにならない≒11条失格が発生しない、、となります。


するとどうなるかは火を見るより明らかです。


レース後、その切り替えた選手には非難轟々でしょう。


「なんで切り替えたんや。自力屋がかわいそうやんか。」


「ライン戦やのに、ジャンで切り替えはないやろう。」




そのレースが終わり、11条失格が発生したのを踏まえて、


結果論的に「あそこで切り替えて追いかけてたら・・・」となるわけです。


仮に切り替えたとして、普通にレースが終わればなんてことないわけで、


切り替えた選手には非難が集中するでしょう。


暗黙の了解でライン戦というのがある以上、あの場面でマーク陣は切り替えられないと思います。


(勝負所で自力選手が内に詰まっていたり、捲り不発などで自力選手が売切れたりなど、


レースの流れにおいて切り替えるのは問題ないです。)




恐らく、当該選手には自粛欠場2か月、停止2か月の4か月ほどの制裁措置だと思います。


この制裁措置に関しては上記URL先に自分の考えを書いていますので、


良ければ見てみてください。


***********************************************************************************


あと、1件メッセージでいただいたことです。


4月13_宇都宮競輪・11Rは追走義務違反にならないのか?というものです。






競輪_大西祐オフィシャルブログ


⑥が後方確認。


⑨は、⑤を牽制し、⑥ラインとはある程度離れている。


⑤は、後方に下げようとしている。






競輪_大西祐オフィシャルブログ


⑥が最終スパートに入る。


(⑥ラインとは離れているが、)⑨も同時に最終スパートに入る。


⑤は車を下げつつも、前を追走している。


この時以降、⑨は後ろを牽制せず(後ろを見ず)、⑥ラインを追いかける。






競輪_大西祐オフィシャルブログ


⑥ラインに後続7選手は追いつかず、逃げた2選手でゴール到達。





中団ラインが後方ラインを牽制し、その隙に前団ラインが逃げ切る、、


今回の高知の事案と酷似しています。


では、なぜこれが11条に該当しないかといえば、


写真2枚目の状況が高知と異なるからだと思います。


ここで仮に、⑥が最終スパートに入ったにも関わらず、


⑨が尚⑤を牽制する(後ろを見る)ことが続けば、後続7選手は失格になるかと思います。




長くなりましたが、高知、宇都宮だけでなく、全てのレースにおいて全ての選手は、


自分が1着になるためにどうすればいいかを考えながら(咄嗟の判断なども)走っています。


脚力がかなり拮抗している場合、レースの組立が重要になり、


初手の位置やちょっとした牽制行為、ペースの緩急などが勝ち負けに大きく影響します。


自ら望んで失格になる選手はいません。


皆、1着になる為にレースをしています。


だからと言ってこれを賛美するものではありませんが、


勝ちたいが故の結果であったとファンの皆様に感じていただければ幸いです。