#127 「なんか」〜ラサール高校のラサール石井〜 | 高尾伶 official blog「ブログにて」

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高尾 伶 (TAKAO REI)
愛知県出身 1993年4月24日生 25歳
シンガーソングライター

サブタイトルはただ言いたいだけです(笑)

時事的にはやや古ですけど、こち亀終わっちゃいましたね。
とはいえ自分はもっぱらアニメしか観てませんでしたが。笑

日曜日の夜は「ちびまる子」〜の「サザエさん」〜の「こち亀」〜の「ワンピース」を観る。というのが小学生のときの自分のルーティーンでした。

そんなこち亀が9/18に最後のアニメスペシャルをやってて、録画してたんですけど昨日ようやくそれを観まして。。。

内容より、エンディング曲の歌詞にビビッと来てしまったのですよ!
(何回も聴いてたのに初めて)





「誰かが呼んでるような 雨上がりの午後
振り返りながら歩いた かあちゃんに手を引かれ
あの時感じた 不思議な気持ち
だからアーケード街のタイルを黒いとこだけ
歩いてみたよ」


”俺が書きたいのコレッ‼︎”って思いましたよ心の中で。

どういうことかと言いますと、感情を表すのは言葉じゃなく行動ってことなんですよね。(言動と言っても良いと思います)

日常の中でときどき言葉にできない「なんか」の感情にぶち当たることがあるかと思います。

そのほとんどがムカついたり悲しかったりする時だと思うんですけど、歌を作りたい・歌詞を書きたいって思うときはだいたいこういう感情のときなんですね僕は。

だからそれを好き・嫌い・嬉しい・悲しいの言葉で表そうとすると少し感情とのズレが生じるんです。
「なんか」という感情は曖昧だから、そういう言葉では確定出来ないんです。

そこで使うのが行動や言動です。
物書きの世界ではそれを「情景」や「描写」なんて言ったりもしますが、この『おいでよ亀有』のこの部分はそれが出来ています。

「だからアーケード街を〜歩いてみたよ」の所です。

今年の曲で言えば、宇多田ヒカルの『花束を君に』のサビではそんな感覚を簡潔に歌ってくれてます。やっぱ凄いわこの人。


この「なんか」を表すのは確定の言葉ではないので、この歌詞を良いと思う理由は「なんかいい」ってことで良いんだと思います。

・・・

僕は最近完成した曲をひとつボツにしました。
それは歌にして言いたい感情、聴き手に分かってもらいたい「なんか」の感情を、言葉で言いくるめようとしたからです。

別にそういう歌詞が悪いって訳では全然無いと思うんですけど、なんかその理論武装した感じが重たくて正直歌っててつまんなかったんです。


そんなことがあったからこそ、この曲にはシビレました!
作詞を見たらなんとラサール高校のラサール石井が書いてるではありませんか!!
やっぱ頭いい人は違うなぁ〜、なんて感心してました。
勉強になります…‼︎


あ、ちなみにこの曲サウンドもかなりソウルですのでそちらにもご注目ください!!(最近どんだけソウル推すねん)


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