登場人物
長女(中1)
私立中堅一貫校進学。
日能研関東に4年生4月の春期講習から入塾。A3クラス
長男(小5)
長女と同じ日能研に2年生3月から入塾。Mクラス
次男(保育園年長)
自由気ままに過ごす昆虫と恐竜に夢中
母(悲しき氷河期世代)
都内会社員。自分のキャリアにも迷走中。
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小6の夏休みは、まさに「受験の天王山」。
わが家の長女も、毎日お弁当を持って朝から自習室へ![]()
午後は授業、そして夕方にもお弁当を届ける日々が続きました。
夜のお弁当は授業の合間に食べるので、普段より早い時間。
自宅でつくるのは間に合わず、コンビニで好きなものを買って届けていました。
食べることが何よりのモチベーションになる食いしん坊な長女にとっては、これは一番のご褒美。
受験期はどうしても体重が増えてしまいますが、
「これ喜ぶかな?」とついついおやつやアイスを買ってしまい、
帰宅後の復習へ向けた“にんじん”をぶら下げる毎日でした![]()
スケジュール管理はパパと二人三脚
毎日の自習室での課題、そして帰宅後の課題は、パパと一緒にスケジュールを作り、進捗を確認。
しかし、朝がとにかく弱い長女![]()
起こしても30分は布団から出てこず、家の空気はだんだん重くなっていきます![]()
起きてからは計算・漢字をパパと一緒に解き、その日の計画と前日の振り返りをチェック。
すると「やっていない」「やったつもりでできていない」「答えだけ写していた」など、次々に問題発覚![]()
朝から険悪ムードになるのは日常茶飯事でした。
しかも、一度できるようになったところが、次にやるとできなくなっている──。
その繰り返しで、やるべき量が減らないのも苦しさの一因でした。
- ×をつけて間違いを管理して、忘却曲線に合わせて取り組む。。
- ×問題を正解するまで解き続ける。
- 優先順位をつけて取り組む。
本人の気持ちづくりに失敗
夏期講習の大変さよりも、本当にしんどかったのは「本人の気持ちを受験に向けられなかったこと」。
文化祭や説明会にも行きましたが![]()
長女は「受験してもしなくてもどっちでもいい」というスタンス。
でも「高校受験はいや」とは言う。
憧れの学校はあっても「偏差値が高いから行ける気がしない」と最初から諦めてしまう。
──気持ちが定まらないままの夏期講習。
「できることを前向きにやるしかない」と思いつつも、
本人の気持ちづくりが大きな課題であり、我が家の失敗ポイントでもありました。
今振り返って思うこと
それでも、長女なりに毎日頑張っていました![]()
朝から夜まで塾に通い、自習室で一日を過ごすだけでも本当に大変なこと。
それなのに私は「できていないところ」ばかりに目を向けてしまい、長女の努力を十分に認められていませんでした![]()
「期待しすぎている」と私の母から注意されたこともあります。
心のどこかで「頑張れば偏差値60に届くかもしれない」と諦めきれない気持ちを抱えていたからこそ、
寄り添いきれなかったのだと思います。
その気持ちさえ手放せていたら、もっと前向きに、もっと温かく長女に寄り添えたのかもしれません。
とはいえ、中1になった今もなかなか温かく寄り添うことは難しいです。
ふてくされた態度や横柄な態度、、温厚な夫も長女と接するときはイライラしがち。
どうしても、素直な態度がとれないので、大人がもっと大人になって対応しないといけないと思うのですが
まだまだ修行が足りませんね![]()
長い長い小6の夏。
親子で必死にもがきながら過ごした日々は、今となってはかけがえのない時間だったと感じるまでには
もう少し時間がかかりそうです![]()
最後までお読みいただきありがとうございます![]()